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  • 執筆者の写真桜井 貴斗

発想力がない人について。

発想力がない人について。


X(旧:Twitter)に流れてきたこちらのポストを読んで、発想力って確かに大事だよなぁと感じ、発想力について考えてみました。



自分が日頃接している

・社内チーム内、チーム外のヒト ・社外(クライアント・ベンダー・同業のマーケター)のヒト

と話していて、「発想力が今ひとつだな…!」というヒトがいて、どうして発想力がないんだろうと考えてみました。


まず、発想力の定義と発想力のあるヒトの特徴を抜粋してみました。

発想力とは「発想」とはあることを思いつくことです。(プレゼントに例えると)どうやって渡したらあの人は喜んでくれるだろう、ベッドの中に隠しておくのはどうかな、レストランで料理と一緒に運んできてもらうのはどうかな、というようにアイディアを考えるのが発想力です。 ※マナラボより抜粋


発想はアイデアとも言われていて、よく「アイデアマン」「アイデアの宝庫」と言われるマーケターもいるかと思います。ちなみにマナラボでは発想力のあるヒトの特徴を以下の通りまとめています。

発想力がある人の特徴とは ・固定観念に捉われていない ・人と同じことを嫌がる ・人と観点が違う ・ユーモアのセンスがある ・失敗を恐れない

身近にいる発想力のあるヒトを思い浮かべてみると思い当たる節がたくさんあると思います。良くも悪くもぶっ飛んでいるヒトってアイデアは豊富ですよね。




発想力がないヒトの特徴


自分が直に感じている発想力のないヒトの特徴を以下の通り挙げてみます。

・情報を素通りしまくっている(考える習慣がない) ・自己肯定感が低い(自分に自信がない) ・完璧主義者(なぜか1つの正解を探している)

①情報を素通りしまくっている(考える習慣がない)


毎日身の回りに起きている事象、世の中のニュース、周りからの発言などに対して、自分ゴトとして受け取り、考える習慣がない人が多いように思います。


例えば、以下のニュース。



「JRが地域密着事業に本格参入」という言葉を聞いて、発想力のあるヒトは「インフラとしての価値だけではなく、人を乗せた後の場所もデザインすることで、結果インフラの活性化にもつながる」だとか、「今流行りの地方創生に参入するのか」だとか、静岡だと「トーマスとのタイアップで町おこしを成功している大井川鐡道にも同じことが言えるから、今後提案に行ってみよう」など、事実から様々な発想が生まれてくるんだと思います。


しかし、発想力のないヒトは情報を素通りしてしまう。「九州か。自分が住んでいる場所から遠いから関係ないや」「地域密着事業には興味がないからいいや」「具体的に何をするんだろう、わからないや」など、アイデアが広がらない、というかそもそもアイデアが浮かばない。



②自己肯定感が低い(自分に自信がない)


発想力のないヒトは、大抵自分に自信がない。社会人になってから自己肯定感を高める活動というのは結構時間がかかります。 そもそも自己肯定感とはどんなチャレンジ、失敗も受け入れてもらい、自信を積み重ねる行為だと思うので、1日2日で育まれるものではないことはお分かりだと思います。


しかし自己肯定感の低いヒトは「自信がないので発信できない→アウトプットが減る→インプットも少ない→自信がないので発信できない」という負のスパイラルに陥っているケースが多いので、アイデアの芽があっても「どうせこの程度のアイデアなんて・・・」と潰してしまうこともあると思う。



③完璧主義者(なぜか1つの正解を探している)


3つ目は完璧主義を挙げました。


もはや僕にとっては謎でしかないのですが、なぜか発想に正解を求めようとする人が多い気がします。顧客への提案、社内の企画、新規事業の着想を得るとき、様々な場面でアイデアが必要となりますが、完璧主義者は「選りすぐりの考えられた1つ」を選びたがります。


数学やクイズをやるんなら別にいいでしょうが、マーケティングに正解なんてあるはずがなく、そんなヒトは当然思考停止してアウトプットできない事態に陥ります。


オンデーズの田中社長が以下動画でとても参考になることを言っています。


「選択する未来に正解・不正解が決まっているわけではなく、選んだほうを正解にしていくように努力すればいい」


完璧主義者にはこの言葉を送りたいと思います。




発想力のないヒトは結局そのままなのか?


結果、発想力のないヒトはそのままなのか?というと、大抵のヒトはそのままだと思います。ただ、変わろうと努力するヒトはきっと変われると思います。じゃあどうすれば変われるか。


情報を素通りしまくっている(考える習慣がない)→とにかくインプット・アウトプットの量を設定し、やり切る・自己肯定感が低い(自分に自信がない)→量をこなすことで徐々に自信がつく(結果論)・完璧主義者(なぜか1つの正解を探している)→正解を探すことをやめ、決めたことを正解にするよう努力する

インプット・アウトプットの量を強制的に決めるといいと思います。 必ず毎日noteにアウトプットする、SNS投稿する、本を毎週読む、などなんでもいいので。決めたことをやり切ることが大切です。


そうすれば量が質に転換し、徐々にスキルになってくると思います。その時には自信が少しはついていると思います。「自分は1年間もSNSを更新し続けられた!」など振り返るといいでしょう。


そして正解がある、という幻想ととっとと捨てて、アウトプットの鬼となること。正解を探す暇があったら1つでも多くのアウトプットを生み出した方がいいと思います。


自分が生み出したアウトプットを正解にさせるように努力を惜しまないこと。自分のアウトプットに覚悟を持つこと。逃げ道を作らないこと。失敗したらしょうがない、次また考えればいい、ということです。


「覚悟」と「量の習慣化による質の転換」というのがヒントになると思います。


以上、発想力のないヒトについて考えてみました。


これからも様々な気づきをアウトプットできるように発信していきます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。



HONE社ではマーケティングと組織課題に日々向き合っています


弊社HONEでは地方企業さまを中心にマーケティング戦略の伴走支援を行なっています。事業成長(ブランドづくり)と組織課題(ブランド成長をドライブするための土台づくり)の双方からお手伝いをしています。


また私がこれまで会得してきた知識・経験を詰め込んだブランド戦略サポートプランでは全5回でマーケティングの太刀筋を学べるものになっているため、ご興味ある方はぜひご検討いただけたらと思っています。


その他、マーケティング・ブランディングに関するお問い合わせはこちらまでお気軽にどうぞ!最後までお読みいただき、ありがとうございました。


 

【記事を書いた人】


株式会社HONE

代表取締役 桜井貴斗


札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。


株式会社HONE 代表取締役 桜井貴斗

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