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ヒューマンスキルとは?定義や具体的な事例を解説します。

  • 執筆者の写真: 桜井 貴斗
    桜井 貴斗
  • 1月4日
  • 読了時間: 14分

更新日:3月30日

ヒューマンスキルとは?定義や具体的な事例を解説します。

まずヒューマンスキルとはなにか?ですが、私たちが事業展開している「非起業家のためのローカルプロデューサー実践講座」ローカルプレイヤーズでは以下の通り定義しています。


【ヒューマンスキル】

  • 巻き込み力

  • プレゼンテーション

  • 交渉力

  • 人事マネジメント


ローカルプレイヤーズ
ローカルプレイヤーズにて学べるスキルセット

これらは「対人スキル」ともいえますが、具体的にどう身につければいいのか?という点においては意外に語られる機会が少ないかもしれません。


今回は、私自身の経験をもとに、ヒューマンスキルを構成する4つの要素を深掘りし、その身につけ方や事例について具体的にまとめてみました。 実際のビジネスやコミュニティ活動など、さまざまな場面で活用できる内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。


 


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目次

ヒューマンスキルとは何か?

  • ヒューマンスキルの定義と重要性

  • なぜヒューマンスキルが注目されるのか

巻き込み力は「チームの活性化」させる

  • 巻き込み力とは?

  • 巻き込み力を高める具体的な方法

プレゼンテーションは「わかりやすい旗を立てる」

  • プレゼンテーションの本質とポイント

  • 聞き手を巻き込むための具体的なテクニック

交渉力を高める思考法とは

  • 交渉とは「等価交換」である

  • メリットの時間軸を考える

採用の要点と落とし穴

  • 理想の人材を見つめる基準

まとめ

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ヒューマンスキルとは何か?


ヒューマンスキルとは何か?を定義する際、(諸説ありますが)「他者との関係を築くためのコミュニケーションスキル」と訳すと割とイメージしやすいのではないかと思います。


この章ではヒューマンスキルの具体的要素、「巻き込み力、プレゼンテーション、交渉力、そして人事マネジメント」の4つの定義となぜこのスキルが大切なのか?について解説していきたいと思います。


ヒューマンスキルとは何か?


ヒューマンスキルの定義と重要性


地域に根ざして働く際、ヒューマンスキルは言わずもがな必要となります。ローカルプレイヤーズにて定義している4つのヒューマンスキル(巻き込み力、プレゼンテーション、交渉力、人事マネジメント)について、それぞれを以下の通り定義しています。


【巻き込み力】

仕事は一人ではできない。だからこそ巻き込みます。他人を巻き込む際に必要なことは「①自分の土俵を決める(絶対に負けない自分の土俵をつくる・示す)」と、「②自分の土俵以外は他人に任せる気概を持つ(自分よりも得意な人を見つけて託す)」だと思っています。


①だけ決めても、他のどこか足りないかわかっていなければ人を巻き込むことができません。まず、自分が絶対に負けない土俵際みたいなものを決める。そうすると、「ここは自分が守るから、残りの場所は誰かに頼もう」という場所が見えてくる。


その場所を担ってくれるのは誰か?を探します。そして一度任せると決めたらマイクロマネジメントせず、どしっと任せる。疑わずにすべて任せるのが大切だと思います。


【プレゼンテーション】

プレゼンテーションの場面はたくさんあります。ビジコンやセミナーイベントゲスト登壇、パネルディスカッションなどなど。プレゼンの際に意識をしているのは「わかりやすい旗」を立てることです。私が静岡市の観光戦略で必要なのはランドマーク=「駿府城の天守閣をつくる」といっているような感じです。


最終的にどんなアウトプットができればゴールなのか?をできるだけ平易な言葉でイメージを伝えてあげることが必要です。仮に定量化ができたとしても、わかりやすいメッセージに落とし込めていないと「ロジカルだなぁ」で終わってしまって自分ごと化してもらいづらくなってしまいます。一言で表現できるのが理想です。


【交渉力】

交渉とはAの代わりにBを得る、といった等価交換・トレードオフであることが前提となります。


また、短期的には等価交換にならなかったたとしても、中長期的にみると等価交換になるケースもあります。そのため、交渉時に考えていることは「今、等価交換となっているか」「中長期で見た時にどうなるか」など、短期的なメリデメの大小だけでなく、時間軸としてのレバレッジみたいなものを考えます。


さらにいうと、今デメリットだとしても「中長期的にみるとそのデメリットは経験則となりプラスになる(プラスにする)」といった類の話になるため、デメリットが熟成されて大きなレバレッジになる、みたいなことも考えたほうがいいなぁと思っています。


【人事マネジメント】

人を見る際、「とにかく直感を信じること」を重視しています。でもそれだけだと本当に感覚になってしまうため、「いいやつであること。いいやつとは素直で明るくて勉強好きであること」を大切にしています。


逆にいうと、「直感がやめろと叫んでいるパターン」や「素直じゃない・明るくない・勉強嫌いな人は寄せ付けない」というアクションだけやっておけば大きな事故を避けられるんじゃないかと思っています。



なぜヒューマンスキルが注目されるのか


ビジネスにおいて、テクニカルなスキル・個々の専門性が求められる機会は多いですが、それらの領域はAIに代替できることも増えてきました。記事を書く・情報を収集する・校正してもらう、などのスキルについてはある一定のレベルまではAIで代替可能となります。


一方で、ヒューマンスキルはAIに代替しづらいスキルセットであると感じています。なぜなら、多くの業務は対話であり、その対話は時に非合理・非効率な場面も多々あるため、「一見無駄なように見える、手間がかかる時間」こそ、コミュニケーションにとって大切なことであることも多いからです。


ヒューマンスキルを身につけることで、他者との協力や意見の調整がスムーズになり、複雑な状況にも適応しやすくなります。ヒューマンスキルは単なる対人スキルにとどまらず、ビジネスや日常生活においても今後より非常に重要な要素となっています。




巻き込み力は「チームの活性化」させる


ではここからは4つのヒューマンスキルを一つずつ紐解いていきたいと思います。まずは「巻き込み力」です。


巻き込み力とは、チームやグループのメンバーを効果的に巻き込み、共通の目標に向かって活性化させていく能力を指します。このスキルは、リーダーシップやプロジェクトマネジメントにおいて非常に重要であり、チームの成果を最大化するために欠かせません。


巻き込み力がある人は、自分のビジョンを明確に伝え、周りをそのビジョンに引き込むことができるため、チーム全体のモチベーションを高めることができます。


ここでは言葉の定義と巻き込み力を高める方法について解説をしていきたいと思います。


巻き込み力は「チームの活性化」させる


巻き込み力とは?


巻き込み力とは、他者を自分たちの目標やビジョンに引き込み、共に行動する力を指します。このスキルは、特にチームやプロジェクトにおいて重要であり、リーダーシップの一環としても位置づけられます。


巻き込み力を高めるためには、まず「自分の土俵を決める」ことが大切です。なぜ巻き込み力に自分の土俵なのか?それは自分が得意とする分野や、情熱を持って取り組めるテーマを明確にすることで、他者との役割分担を明確することができるからです。


逆にいうと、自分の土俵を決めることで、「どこを他人に任せるか?」が明確になってきます。自分一人で全てを抱え込むのではなく、チームメンバーや周囲の人々に役割を分担し、メンバーの強みを活かすことで、より大きな成果を上げることができます。


次の章では「自分の土俵を決めること」「どこを他人に任せるか」について具体的に解説をしていきます。




巻き込み力を高める具体的な方法


巻き込み力を高めるためには、以下の3つのステップを踏むことが重要です。


①自分の得意領域を明確化する

②協力者を探して任せる

③疑わず信頼を前提としたコミュニケーションを心がける


まず第一に、「自分の得意領域を明確にすること」が挙げられます。自分が何に対して情熱を持ち、どの分野で貢献できるのかを明確にします。その結果、まず「プレイヤーとして周りに認めてもらう」ことにもなり、周囲を巻き込むための基盤を築くことができます。


次に、自分に足りない領域において「協力者を探し任せること」が大切です。優秀なプレイヤーほど、ある程度自分でできてしまうため他者に任せることができないケースが散見されます。しかし、プロジェクトや活動においては、一人で全てを抱え込むのではなく、周りの力を借りることが成功の鍵となります。信頼できる仲間を見つけ、彼らに役割を与えることで、チーム全体の活性化が図ることができます。


最後に、「疑わず信頼を前提としたコミュニケーションを心がける」ことが必要です。一度任せたらチームメンバーに対して信頼し切る、という姿勢が何よりも大切になります。少し不安に思うことがあっても思い切って任せてみることでチーム全体のパフォーマンス向上になるはずです。


巻き込み力を高める具体的な方法



プレゼンテーションは「わかりやすい旗を立てる」


続いて2つ目は「プレゼンテーション」です。プレゼンテーションは単なる情報の伝達ではなく、聞き手に対して明確なメッセージを届けるための重要なスキルとなります。


その上で大切にしていることは「わかりやすい旗を立てる」ことです。つまり、聞き手が一目で理解できるような明確なポイントを示すことが求められます。


ここではプレゼンテーションの本質と具体的な方法について解説をしていきます。


プレゼンテーションは「わかりやすい旗を立てる」

プレゼンテーションの本質とポイント


プレゼンテーションの本質は、聞き手に対して明確なメッセージを伝えることにあります。この際、「わかりやすい旗」を立てることが非常に重要です。


「わかりやすい旗」とは、聞き手が一目で理解できるシンプルで力強いメッセージのことを指します。例えば、私が静岡市の観光戦略において最も必要なのは「駿府城の天守閣築城である」とよく口に出しています。ここでの「駿府城の天守閣築城」は必ずしも天守閣でなければならないわけではありません。


大切なのは「静岡市を代表とするランドマークをつくること」が大切なのであって、それが最もわかりやすいのがお城=駿府城である、ということを伝えたいのです。ただ、「静岡市を代表とするランドマークをつくろう」、と伝えるよりも、「駿府城を建てよう」という方がわかりやすく、人々の記憶に残りやすくなります。これが「わかりやすい旗を立てる」ということです。


このように、プレゼンテーションにおける「わかりやすい旗」は、聞き手とのコミュニケーションを円滑にし、メッセージの伝達を効果的にするための基本的なポイントとなります。



聞き手を巻き込むための具体的なテクニック


プレゼンテーションにおいて、聞き手を巻き込むためには、数値やデータを効果的に活用することも求められます。具体的な数字を示すことで、話の信頼性が増し、聞き手の関心を引きつけることができます。


ビジネスシーンで言えば、売上の増加率や市場シェアの変動など、具体的なデータを提示することで、聞き手はその情報の重要性を直感的に理解しやすくなります。


しかし、単にデータを示すだけでは不十分だと思っています。何よりも大切なのは、「聞き手が理解しやすい言葉に落とし込むこと」です。数字はあくまでも根拠づけとして使いつつ、記憶に残してもらうのはキャッチーなメッセージであることを心掛けられるといいかと思います。


数値やデータを活用しつつ、それをわかりやすいメッセージを残すことで聞き手を巻き込むプレゼンテーションが実現できると思います。



交渉力を高める思考法とは


次に「交渉力」について解説をしていきます。


ここでの交渉力とは「等価交換」と「時間軸のメリット・デメリット」について考えるといいかもしれないよ、ということについて考えていきたいと思います。


交渉力を高める思考法とは


交渉とは「等価交換」である


交渉は、単なる取引や合意にとどまらず、双方にとっての「等価交換」を実現するプロセスとなります。この等価交換の概念は、短期的な利益だけでなく、中長期的な視点を持つことが非常に重要です。


例えば、ビジネスにおいては、初回の契約で高い利益を得ることができたとしても、その後の関係が悪化すれば、次回以降の取引機会を失うリスクがあります。逆に、初回の契約で少し譲歩をすることで、長期的なパートナーシップを築くことができれば、将来的にはより大きな利益を得ることが可能です。このように、短期的な利益と中長期的な関係性のバランスを考えることが、成功する交渉の鍵となります。


したがって、交渉においては、「現時点での等価交換になっているのか」「1年後は等価交換になっているか」「3年後はどうか」など、等価交換の時間軸をずらして考えてみることが大切になります。


等価交換であることをチェックする


メリットの時間軸を考える


上記の時間軸は交渉において、できるだけ長期的な視点を持つことが重要だと考えています。つい目の前の利益に目を奪われがちですが、将来的にレバレッジが大きくなることも大いにあるはずです。


常に長期的な視点を持ち、相手との関係を重視した交渉を行うことで、将来的なメリットを享受できる可能性が高まります。特に地方においては「割りを食う」ことが後々「貸しを作った」と思ってくれるケースも多く、あの時の借りを返させてください、と後々レバレッジが効くケースもあります。


「義理・人情・浪花節」は地方においてはまだまだ健在なので、長期的な時間軸でメリットを考えるということも大切だと思っています。




採用の要点と落とし穴


人事管理は、組織の安定に直結する重要な要素です。適切な人材を見つけ、育成することは、ビジネスの成長を支える基盤となります。しかし、効果的な人事管理にはいくつかの要点と注意すべき落とし穴があります。


まず、理想の人材を見つけるための基準として、「直感を信じる」ようにしています。では具体的にどんな時に直感が働くのか?について具体的に言語化すると、「素直・明るい・勉強好き」といった特徴を大切にしています。


ここでは人を見る際にどんなことに注意を向けているか?について解説をしていこうと思います。


人事管理の要点と落とし穴


理想の人材を見つめる基準


自分なりの「理想の人材」を見つけるための基準をつくるようにしています。前述の通り、私は「直感を信じる」ことにしているのですが、それは具体的にいうと、「素直な人・明るい人・勉強好きな人」と言語化しています。


※船井総研の創業者、船井幸雄さんが提唱する、「成功の3条件」である「素直、プラス発想、勉強好き」に強く影響されています。


まず素直な人は、何に対しても「はい!」とポジティブな返事ができます。そして、フィードバックを受け入れやすく、成長の機会を逃しません。次に、明るい人は自分だけでなく周り空気を察知することができるため、雰囲気が良くなります。最後に勉強好きな人は、新しい知識やスキルを積極的に学び、それを組織に貢献する意欲が高い傾向にあります。


上記は私の例ですが、こういった基準を持ち自分に合った人を見つけることで、チーム全体のパフォーマンスが向上できると思っています。



まとめ


ヒューマンスキルは、現代のビジネスや人間関係において不可欠な要素である理由を解説していきました。


巻き込み力、プレゼンテーション、交渉力、そして人事マネジメントの4つの要素は、それぞれが相互に関連し合いながら、個人の成長やチームの成功に寄与するはずです。これらのスキルを意識的に身につけ、実践することで、より深い人間関係を築き、キャリアアップを図ることができます。


特に、ヒューマンスキルはテクニカルスキルとは異なり、対人関係における柔軟性やコミュニケーション能力が求められます。これらのスキルを高めることで、どんな場所でも生き抜くことができるようになります。実際のビジネスやコミュニティ活動において、これらのスキルを活用することで、より良い結果を生み出すことができるでしょう。


今後も、ヒューマンスキルを意識して学び、実践することで、自己成長と他者との関係性を深めていきましょう。



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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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【記事を書いた人】


株式会社HONE  代表取締役 桜井貴斗

株式会社HONE

代表取締役 桜井貴斗


札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。


※本記事は一部AIを活用して執筆しています。

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