【New born product in Shizuoka】売れる商品をつくるマーケティング実戦プログラムin静岡 を開講します。
- PR・広報担当

- 7月19日
- 読了時間: 10分

静岡市のコ・クリエーションスペース「コクリ」を拠点に、3ヶ月(10月〜12月)で全6回のマーケティング・ブートキャンプを開催します。
売るために考えるべきことを網羅し
実践する機会をつくり、
結果を出すためのカリキュラムを用意。
「売る」ことから逃げない。そんなプログラムを静岡市主催で行います。
既に商品・サービスを提供している事業者の皆様を対象に、自社ブランドの価値を再定義し、マーケティング戦略をアップデートして事業の認知拡大につなげることが目的です。
プログラムは座学だけでなく実践ワークショップを組み合わせ、地域ならではの強みや顧客インサイトを活かし、学んだことを即行動に移す「リアルな実践」に重点を置いています。
〈なぜやるのか?〉
理由は1つ、簡単です。「売れる」ためのプログラムが静岡市になく、大きな成果になっていない。だからこそ、静岡市と協業して今回の取り組みをスタートしました。
ユニークな新商品・サービス。
おしゃれなデザイン。
雰囲気のいい写真。
でも結局、
売れなきゃ意味がない。
これが本取り組みを始める背景です。

〈プログラム概要〉

対象: 静岡県内で既に自社の商品・サービスを持つ事業者(業種・規模は問いません。ただしマーケティング支援業など代理店は除きます)
定員: 10事業者程度(※応募多数の場合は事務局にて選考)
期間: 10月〜12月(隔週開催・全6回、各回90分)
会場: 静岡市コ・クリエーションスペース「コクリ」 (対面を基本としオンライン併用可)
形式: ハイブリッド形式(主に対面ワークショップ、一部オンライン参加可能)
備考: 必要に応じてゲスト講師によるトークセッション等も予定しています(テーマに関連する実践事例の共有など)
本カリキュラムは、株式会社HONEが地方企業支援で培ったフレームワークを参考に設計しています。ミッション・ビジョン・バリューの策定から市場分析、ブランドコンセプト立案、マーケティング戦略プランニングまで体系的に学び、実際の商品・サービスに落とし込んでいきます。
また各回の演習成果物(MVVシート、ブランド・エクイティ・ピラミッド、ペルソナプロフィール等)を蓄積し、最終的に自社のマーケティング戦略書と即実行できるアクションプランを完成させます。
今回の会場は静岡市のコミュニティスペース「コクリ」です。

〈プログラムと各回の内容〉

隔週開催・6セッションを通じ、マーケティング戦略立案のプロセスを段階的に実践します。各回のテーマ、ゴールと参加者の成果アウトプットは以下の通りです。
第1回 キックオフ&MVV策定
目的 : プログラムの方向性を共有し、各参加企業の存在意義や理念を言語化します。自社のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を見直し・策定し、今後の戦略の土台を固めることがゴールです。
内容 : オリエンテーション後、各社のMVV(Mission/Vision/Value)をワークシートで整理・再定義します。創業時の想い、5〜10年先のビジョン、日々の行動指針を掘り下げて言語化し、自社ブランドのパーパス(存在意義)を明確にします。あわせて今後3ヶ月の全体ロードマップや短期・中長期の目標も設定します。
アウトプット: 自社のMVVステートメントシート(ミッション・ビジョン・バリューを一貫性あるメッセージとして整理した資料)。これにより自社の理念と目指す方向性をチーム内で共有でき、以降の戦略策定の指針とします。
第2回 市場リサーチ(3C/5C分析・SWOT・ユーザー調査)
目的 : 自社を取り巻く市場環境を把握し、機会と課題を見極めます。競合状況や顧客のニーズを分析し、マーケティング戦略の前提となるインサイトを得ることが狙いです。
内容 : フレームワーク「3C/5C分析」やSWOT分析を用いて市場環境を整理します。自社(Company)、顧客(Customer)、競合他社(Competitor)に加え、必要に応じ協力者(Collaborators)や環境(Context)も含めて現状を俯瞰します。 過去のデータや公開情報を調査し、自社の強み・弱み、機会・脅威を洗い出します。また既存顧客へのヒアリングやアンケートなどユーザーリサーチを実施し、自社商品・サービスに対する生の声やユーザーインサイト(顧客が求める価値や課題)を収集します。
アウトプット: 市場分析レポート(自社の置かれた市場環境の整理資料)。具体的には3C/5C分析結果やSWOTマトリクス、主要競合比較表などを含みます。また典型的な顧客像をまとめたペルソナプロフィール(ユーザー像シート)も作成し、顧客のニーズ・痛点を明文化します。
第3回 ブランドコンセプト開発(自社ブランドの理解)
目的 : 市場分析で得た知見を踏まえ、自社ブランドの核となる価値提案を明確にします。ターゲット設定と差別化要因の整理を行い、ブランド戦略の軸を定めることがゴールです。
内容 : まずSTP分析(Segmentation、Targeting、 Positioning)に沿って、自社が狙うべき主要ターゲット層を再確認し、提供価値のポジショニングを検討します。次に、HONEのプロジェクトでも活用されるブランド・エクイティ・ピラミッドのフレームワークを用いてブランドの要素を整理します。ピラミッド上で「誰に(WHO)」「何を提供するか(WHAT:便益)」「それを証明する根拠(WHY:Reason to Believe)」「どのように提供するか(HOW)」を定義し、自社ブランドの設計図を描きます。さらに競合との差別化ポイント(POD: Points of Difference)と業界内で欠かせない提供価値(POP: Points of Parity)を洗い出し、自社ならではの強みと独自性を言語化します。これらを通じて「なぜユーザーにとって自社ブランドでなければならないのか」を明確にしていきます。アウトプット: 自社ブランドの戦略ラフ案。具体的には「ブランド・エクイティ・ピラミッド」完成版、およびターゲットと提供価値・強みをまとめたブランド戦略シートです。これにより自社ブランドの独自のポジショニングと価値訴求の骨子が明文化されます。
第4回 テストマーケティング(コンセプト検証とフィードバック)
目的 : 前回策定したブランドコンセプトの妥当性を市場で検証し、得られたフィードバックをもとに改善点を洗い出します。小規模なテスト施策を実施し、戦略の仮説検証を行うことが目的です。
内容 : はじめに前回まとめたブランドコンセプトを再確認します。自社のビジネスコンセプトやブランドメッセージをコンセプトハウス(論理的にコンセプト要素を組み立てるフレームワーク)に沿って整理し直し、ターゲットに響く表現へとブラッシュアップします。次に各社が自社コンセプトを検証するためのテストマーケティング施策を計画・実施します。例えば少数の顧客へのプロトタイプ提供やモニターキャンペーン、広告クリエイティブのA/Bテスト配信など、各社の状況に応じた小規模施策を実行します。実施後、その結果データやフィードバックを参加者全員で共有・分析し、コンセプトのどの要素が有効だったか、どこに改善余地があるかを議論します。必要に応じて定量調査(アンケート)や定性調査(インタビュー)の結果も踏まえ、コンセプトを磨き上げます。 アウトプット: コンセプト検証レポート。各社が実施したテスト施策の内容・結果・考察をまとめた資料、およびアップデートされたブランドコンセプトステートメント(改善を反映したブランドメッセージ文書)。これにより、机上の戦略を実市場で検証した実践知と、裏付けのある洗練されたコンセプトを得ることができます。
第5回 マーケティング戦略プラン策定(4P/4C・プロモーション計画)
目的 : これまで構築したブランドの方向性を具体的なマーケティング施策計画に落とし込みます。商品・サービスの提供方法からプロモーションまで一貫した戦略プランを作成し、売上拡大に向けた道筋を描くことがゴールです。
内容 : マーケティングミックス(4P/4C)の視点で戦略を組み立てます。すなわち、Product(製品戦略)、Price(価格戦略)、Place(流通チャネル戦略)、Promotion(販促戦略)について、これまでの分析アウトプットをもとに最適な施策を検討します。顧客体験を最大化できるよう、提供する商品の特徴づけや価格設定、販売経路(オンライン・店舗など)、そして伝えるべきメッセージやブランドストーリーを整理します。またプロモーション計画として、設定した売上目標を達成するために必要な広告予算配分、活用する媒体チャネル(SNS、チラシ、イベント等)、コンテンツやクリエイティブの案を検討します。各社ごとの予算規模に合わせて無理のないマーケティング施策の組み合わせを立案し、戦略に優先順位をつけます。 アウトプット: マーケティング戦略プラン(戦略実行計画書)。各社の4P方針と主要施策を一覧化し、施策ごとの目的・ターゲット・投入リソース・期待効果を整理したものです。これにより、自社のマーケティング活動全体像を関係者と共有でき、戦術レベルの実行計画に着手しやすくなります。
第6回 最終発表&アクションプラン策定
目的 : 全プログラムの学びを振り返りつつ、各社のマーケティング戦略を最終発表します。参加者同士や講師からフィードバックを受け、翌日から実行可能な具体的アクションプランに落とし込むことが目的です。
内容 : 各社5〜10分程度で、自社のブランドコンセプトとマーケティング戦略プランの概要を発表します。他の参加者やゲストからフィードバックを受け、戦略のブラッシュアップポイントを確認します。その後、アクションプラン作成ワークショップを行います。策定した戦略を 「明日からどんな取り組みができるか?」 の視点でチェックし、直近数週間〜数ヶ月で実行する具体的施策やタスクを洗い出します。優先度の高いアクションについては着手日や担当者を明確にし、実行計画を可視化します。必要に応じてKPI(重要指標)も設定し、効果検証の準備まで行います。最後に全体の講評と今後に向けたエールを送り、3ヶ月のブートキャンプを締めくくります。アウトプット: 最終提案プレゼン資料(各社の戦略まとめとアクションプラン)およびアクションプランシート(直近の具体的な施策実行リスト)。受講者はこのプランに従って直ちにマーケティング施策を開始できる状態となります。プログラム終了後も、コクリや参加メンター陣とのネットワークを活用しながら計画を実践し、継続的にブランドの成長に取り組んでいきます。
以上の6回のプログラムを通じて、<戦略設計(きめる)><実行/実践(やる)><検証/改善(ふりかえる)>のサイクルを回していくことが可能になります。

〈スケジュール〉

10/9(木)第1回:キックオフ&MVV策定
10/23(木)第2回:市場リサーチ(3C/5C分析・SWOT・ユーザー調査)
11/6(木):第3回:ブランドコンセプト開発(自社ブランドの理解)
11/20(木):第4回:テストマーケティング(コンセプト検証とフィードバック)
12/4(木):第5回:マーケティング戦略プラン策定(4P/4C・プロモーション計画)
12/18(木):第6回:最終発表&アクションプラン策定
※全日程19:00〜20:30
〈参考フレームワーク・手法〉
本プログラムでは、HONEのプロジェクトで実績のある以下のようなマーケティングフレームワークを随所で活用します。
MVV(Mission/Vision/Value): 企業の使命・将来像・価値観を言語化するフレーム。ブランド戦略立案の出発点として活用。
3C/5C分析・SWOT分析: 自社・市場・競合の状況を整理し戦略上の機会と脅威を見極める基本フレーム。
STP分析: セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニングのプロセスで狙う市場と自社の立ち位置を定めます。
ブランド・エクイティ・ピラミッド: ターゲット、便益、RTB(Reason to Believe:提供価値の根拠)などブランドの核心要素を階層的に整理する手法。自社ブランドの「約束」を明確にし、一貫したブランド戦略を構築します。
コンセプトハウス: ブランドコンセプトを構造化して文章化するための枠組み。ブランドの約束、ベネフィット、サポーティングポイント(RTB)などを「家」の構造になぞらえて整理し、対顧客メッセージを作成。
マーケティングミックス(4P/4C): 製品・価格・流通・プロモーションの視点から戦略を立案し、顧客視点(Customer, Cost, Convenience, Communication)の4Cも考慮して施策を最適化。
これらフレームワークを実践的に用いることで、受講者はマーケティング理論を単に知識として学ぶだけでなく、自社のケースに当てはめて考えるスキルを身につけます。最終的には「自社ならでは」の戦略ストーリーが出来上がり、プログラム修了後も実行・検証を回しながらマーケティング力を継続的にアップデートしていけることを目指します。
売るために考えるべきことを網羅し
実践する機会をつくり、
結果を出すためのカリキュラムを用意。
「売る」ことから
逃げない。

お申し込みは以下よりお願いいたします。
主催者
静岡市 コ・クリエーションスペース(コクリ)



