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執筆者の写真桜井 貴斗

仕事に感情を持ち込んでいる人へ。

更新日:9月29日


仕事に感情を持ち込んでいる人へ。

いつもブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。

HONEの桜井です。


普段は株式会社HONEという会社で「地方×マーケティング」をテーマに、地域ブランドを強くするお手伝いをしています。


本日は「仕事に感情を持ち込んでいる人へ。」をテーマに記事を書いてみたいと思います。ちなみに私は仕事に感情を持ち込まないようにしています。仕事に対して「想い」を持っていても「感情」はできるだけ出さないように心がけています。





仕事における「想い」と「感情」の違い


ここでの「想い」と「感情」とは以下のように定義しています。


【想い】 こうなって欲しい・ありたい・あるべきなどの理想を持っていること。そしてそれを時に伝えること。 【感情】 仕事内外で感じるストレスや喜びを「相手」に伝えること。または「伝わるような言動」をとること。

想いと感情は似ているようで全然違います。


想いは内発的(自分の中から湧き上がるように出てくるもの)であり、「恒常的」である一方、感情は外発的(誰から影響を受けるもの)であり、「一時的」であると感じています。

つまり想いに一貫性はあるのですが、感情にはありません。これが相手を惑わせる原因となります。



なぜ感情を出さない方がいいのか


識学総研で以下の記事がアップされていました。

やる気の出ない原因=「感情」に振り回されているかもしれない、ということです。



(記事より) 実は、「感情にひたる」ほどあなたにとってむだなことはありません。なぜなら感情とは、環境の変化によって生じる生体反応にすぎないからです。 世の中にはそういった感情をある程度コントロールできる人と、簡単に左右される人がいます。感情に支配されて生きている人は論理をつかさどる新しい脳(前頭前野)より感情をつかさどる古い脳(扁桃体)に支配されているわけですから、原始的。進化の度合いでいうとゴリラや猿に近い、ということになります。

この記事では感情的な人はゴリラか猿に近いと言っていますが、その通りだと思います。そして一時的な生体反応に過ぎない(大したものではない)とも言っています。


↑でも定義付けしましたが、感情には「一貫性」がないため、感情的な人と話すときは正直言って「怖い」です。


いつか爆発するんではないか、これ以上聞いていいのだろうか、といったように遠慮が生まれ、コミュニケーションに溝ができ始めます。そうすると、結果的にコミュニケーションロスが生まれ、「言った言わない・聞いた聞いてない」などのミスに繋がるリスクが極めて高くなります。


感情を出すことでこのようなリスクが発生するからこそ、感情を出すことになんの意味もないと感じています。



感情を出さないようにするにはどうするのか


識学の記事にはこう書かれています。


(記事より) なかなか厳しいです。 では、どうやって感情を切り離すのか。そのコツの一つは「ゴールを持つこと」です。そして驚くことに、彼はゴールに関係ない感情は全てゴミだと認識することが重要だ、と断言します。一見、有用そうな嬉しい感情でも、楽しい感情でも、感情はすべてゴミなのです。 英語が話せるようになりたい、起業したい、自分のプロジェクトを成功させたい。本当に自分が目指しているゴールに向かって進もうとすると、感情のゴミは減るのです。

私個人としてもこの意見に賛成ですが、加えていうなれば以下の3つがポイントだと思っています。


【感情を出さないようにするポイント】

  • ゴール(目的意識)を相手と共有する

  • 相手への想像力を持つ

  • 感情は意味がないモノだと自覚する

1つ目の「ゴール(目的意識)を相手と共有する」です。


例えばとあるクライアントの成果にコミットすることがゴールだとしたときに、「会話中のメンバーの言葉遣いが悪い」ことはイシューなのか?(いや全然違う)ということです。


もし「会話中のメンバーの言葉遣いが悪い」ことが気になる人はゴール設定が違う可能性があります。例えば「メンバーが一体感を持って仕事に臨む」とか「敬語を使い、お互いをリスペクトする」みたいなことがゴールになっているかもしれません。それはルールでありゴールではありません。そんなときは改めてゴール設定をしてみるといいでしょう。


2つ目の「相手への想像力を持つ」ですが、宇田川元一さんの本がとても有名なので詳しくはそちらをお読みいただくといいと思います。超簡単に言うと、「相手のナラティブ(物語)」を想像する、ということです。



「今忙しいかな」とか「いつも遅くまで残業しているから疲れているかな」とか「入社したばかりで不安なことがいっぱいだろうな」など、相手の心境を推しはかることで、自分自身の言動は必ず変わるはず、ということです。


忙しいのは自分だけではない、疲れているのは自分だけではない、不安なのは自分だけではない。これが分かるだけで感情を表に出すことは格段に減るのかな、と思います。


最後の3つ目が「感情は意味がないモノだと自覚する」です。


感情は一時的なものであるので、そこに重要なモノは含まれていない、と割り切ることが大事だと思っています。


だから、相手がイライラしていたりメソメソしていたりするときは、「なんでこんなことで怒られないといけないんだ」「ひどい扱いを受けなきゃいけないんだ」とこちらも感情的になるのではなく、「あ、また意味のない感情を出している」と客観的に見る癖付けをするといいです。


そしてその後、そっと距離を取りながらも相手のことを想像してみると、「多分、いま忙しいんだろうな」「上司に怒られて凹んでいるんだろうな」と考えるだけで済むんじゃないかと思います。逆に相手に優しくできるはずです。


以上、仕事には想いは必要でも感情はいらないと考える私なりの持論でした。


その他、マーケティング・ブランディングに関するお問い合わせはこちらまでお気軽にどうぞ!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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