「良いもの」が自然と選ばれ続ける仕組みへ。DBAs・CEPs・ブランドエクイティの関係性とは?
- 5月4日
- 読了時間: 8分

商品の品質には絶対の自信がある。パッケージデザインにもこだわってリニューアルした。それなのに、なぜかお客様から指名買いされず、売上が安定しない…。
地域でものづくりに向き合う企業や、立ち上げ期のブランドから非常によく聞くお悩みです。周知の事実となりつつありますが、現代の市場において「良いものを作り、意味や物語を語る」だけでは、お客様に選ばれ続けることはできません。
2026年5月26日開催のHONEウェビナーに先駆けて、今回はブランドが「自然と選ばれ続ける」ために欠かせない3つのキーワード、「DBAs」「CEPs」「ブランドエクイティ」の関係性について紐解いていきます。
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目次
選ばれるための「入り口」と「目印」。CEPsとDBAsの関係性について。
1. DBAs(Distinctive Brand Assets:独自資産)
2. CEPs(Category Entry Points:想起のきっかけ)
多くの消費者は、あなたのブランドの「物語」を読まない

ブランド立ち上げの際、創業者の想いや開発ストーリーといった「意味」は非常に重要です。
しかし、市場の大多数を占める一般の顧客(マジョリティ)は、日々の生活で忙しく、初めて見る商品の長いストーリーをわざわざ読み解いてはくれません。
とあるエビデンスでは、売り場では12〜17秒で通り過ぎ、約半数は5秒以内で商品を選ぶと言われています。つまり、多くの人はあまり多くの時間を考えずに商品を選択していると言えます。
ブランドを成長させるためには、「意味をじっくり読んで共感して買う」というフェーズから、「特定のシーンでパッと反射的に思い出され、選ばれる」フェーズへと戦い方を変える必要があります。そのために機能するのが、「DBAs」と「CEPs」という2つの要素です。
ではDBAsとCEPsとは何か?について次の章で解説をしていきたいと思います。
選ばれるための「入り口」と「目印」。CEPsとDBAsの関係性について。

CEPsとDBAs、この2つは、言わば「視覚のショートカット=DBAs」と「頭の中の入り口(CEPs)」の関係にあります。
1. DBAs(Distinctive Brand Assets:独自資産)
ロゴ、ブランドカラー、パッケージの形など、名前を隠しても「あ、あのブランドだ」と一瞬でわかる「目印(視覚のショートカット)」です。 せっかく何かのきっかけで思い出してもらっても、店頭やWeb上で瞬時に見つけてもらえなければ買ってもらうことはできません。DBAsは、競合の中で自社をパッと見つけ出してもらうための強力な武器になります。

2. CEPs(Category Entry Points:想起のきっかけ)
消費者が「どんな状況・シーンで」そのブランドを思い出すか、という頭の中の「入り口」です。 例えば、ただ「お茶が飲みたい」ではなく、「脂っこい食事の後に口の中をスッキリさせたい時」というように、顧客の日常にどれだけ多くの「思い出す入り口」を設計できるかが問われます。

DBAsとCEPsの掛け合わせが「ブランドエクイティ」になる

DBAsという「目印」をつけ見つけてもらい、CEPsという「入り口」を広げていく。 この2つが機能し、顧客の頭の中に「〇〇の時といえば、あのブランドだよね」という記憶のネットワークが構築された状態、これこそが「ブランドエクイティ(ブランド資産)」の正体です。
単なる「こだわりの商品」から、顧客の頭の中に根付いた「資産」へと進化させることこそが、一過性のブームで終わらず、長く愛され続けるブランドになるための絶対条件となります。
では、自社の「資産」をどうやって作るのか?(続きはウェビナーで)
今回は、DBAs・CEPs・ブランドエクイティという言葉の関係性について解説しました。 しかし、実践において最も壁になるのは「じゃあ、自社の場合はどうやってDBAsを定義し、CEPsを設計すればいいのか?」というHow(具体的なやり方)の部分です。
5月26日(金)のウェビナーでは、HONEが日々の伴走支援の現場で、これらのマーケティング理論をどのよう実装しているのか。具体的な考え方やステップを交えてお話しします。
「品質やデザインには自信がある。あとは選ばれ続ける仕組みを作りたい」 そう願う事業主の方は、ぜひウェビナーへご参加ください!理論を現場に落とし込むヒントをお持ち帰りいただけるはずです。
▼詳細・お申し込みはこちらから
HONEは地域に根ざし、現場に足を運ぶマーケティング会社です。
日本の地方には、魅力的な商品・サービスがたくさんあります。
地方に根ざしたブランドの志や文化、人々の誇りや営み。HONEはそうした人たちの想いを価値に変えるべく、現地に出向いてきました。 私たちは、文化と経済の「骨」を設計し、地域の「らしさ」を未来へつなげる仕組みを育てます。 論語と算盤。想いと仕組み。美学と実行力。 その両立を、マーケティングの力で実装していきます。

▼HONEにできること
語られていない価値の「骨」を探す
商品や地域の中にある「想い」や「背景」は、まだ言語化されていないだけかもしれない。 それらを丁寧にすくい上げ、ブランドの芯として翻訳します。 見落とされがちな隠れた価値に役割を与えることが、事業の骨格をつくるはじまりです。
現場に入り、五感を使って「骨」を磨く
戦略も仕組みも、現場を歩き、対話することから始まります。 地形、歴史、空気、人の言葉やまなざし。デスクリサーチでは捉えきれない情報を五感で受け取り、定量と定性、論理と情緒、ロマンとそろばんを掛け合わせて、設計に落とし込みます。
手を動かしながら、「骨」を強くする
支援とは、プランを出して終わりではありません。 現場に入り、泥臭く、時に失敗しながら共につくりあげていきます。 頭で考えて、手足を動かす中で生まれる「実感」こそが、骨を太くし、しなやかに持続する構造を育てていきます。
文化となる「骨格」を、未来へ残す
目指すのは、ただ売ることではありません。 地域に根ざした文化や営みに芯を通し、事業として持続可能なかたちに育てていくこと。短期的な成果ではなく、関わる人たちの誇りとなり、語り継がれていく仕組みをデザインします。 HONEは、経済と文化をつなぐ骨を共につくり、未来へと残していきます。

▼HONEの強み
01/一貫サポート
戦略設計から実行〜検証まで。経営課題の整理から、現場を動かす具体的な仕組みづくりまでを、一貫して支援します。リサーチ・企画・実装・振り返りのすべてに伴走し、商品・サービスの価値を再定義しながら、現場に根づく事業を共につくります。目指すのは、短期的な成果だけでなく、文化が息づき、長く続く事業と地域のかたちです。
02/現場主義
デスク上、リモートワークでは見えない、地域の空気や人の温度に触れる。HONEは現地に足を運び、実際に現場の風景・人の営みに向き合いながら、これまでの現場で得た経験則を元に戦略・戦術に反映していきます。現在起こっている事実に基づく分析はもちろんのこと、解釈に現場の五感で得た気づきを重ね合わせ、実装へとつなげていきます。
03/全国実績
北は北海道、南は沖縄まで、一次産業から観光、教育、行政、ベンチャー、スタートアップ、アトツギなど、多種多様なプロジェクトに携わってきました。たくさんの地域を見てきたからこそ、それぞれの良さに気づくことができます。そして土地に根付くその事業の「らしさ」を、より鮮明に見つけることができます。全国各地で積み重ねた知見を、次の挑戦に活かします。
04/産学官連携
企業・教育機関・行政と手を取り合い、対話を重ねながらプロジェクトを推進しています。 単なる連携にとどまらず、それぞれの立場が持つ知見や資源を持ち寄り、地域に根ざして実装していくこと。 現場での実践と、学びの場での理論、そして制度や仕組みをつなぐ橋渡しとして、多様なセクターの信頼を得ながら取り組みを展開しています。

なぜ今、“地方”でマーケティングが必要なのか
マーケティングという言葉には、しばしば「スケールする」「売上を伸ばす」といったイメージが付きまといます。しかし、地方において本当に必要なのは、そうした直線的な成長だけではありません。人口減少、担い手不足、そしてインフラや情報環境の未整備。多くの地域が、さまざまな制約の中で日々の営みを続けています。
制約が多いからこそ、その土地に根ざした価値を継続し、文化や人々の想いを循環させていくための工夫が欠かせません。マーケティングの論理をそのまま持ち込むのではなく、人肌を大切に、想いを大切に、未来へとつなげていく。実装力と創造力を備えた「地方のマーケティング」が必要です。

地方に必要なのは、「地域理解」
こうした現場においてまず必要なのは、「何をどう売るか」よりも先に「この地域には何があるのか」「何を残していきたいのか」を知っていく姿勢。つまり「地域理解」です。ブランド構築の土台を固めるには各レイヤーごとに把握すべきポイントを理解することが重要です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【記事を書いた人】

株式会社HONE
代表取締役 桜井貴斗
札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。









