海外と地方マーケティングの“意外な共通点”とは?【アーカイブ動画DL付】
- PR・広報担当
- 5月23日
- 読了時間: 5分

海外市場と地方市場。一見まったく異なる環境に見えるこの2つのフィールドには、実は驚くほど多くの共通点が存在します。
本記事では、静岡マーケティングサロン × 世界へボカン × HONEの三者によるウェビナーをもとに、実践者たちの視点から「地方と海外で通用するマーケティング思考」を紐解きます。
海外と地方マーケティングの“意外な共通点”とは?は以下よりダウンロードいただけます。
アーカイブ動画では次のポイントを詳しく解説しています。
海外と国内地方企業の「顧客理解」
SNS・レビューは宝の山
検索キーワードにヒントあり
売れるコンセプトの言語化
展示会・イベントが好機な理由
顧客理解の出発点──"Who"ではなく"What"や"Where"から考える

地方では「誰に届けるか」から考えることが多い一方で、海外では「どこで、何を使うか」という“シチュエーション起点”の発想が重要になります。
地方:Who(属性)から設計しがち
海外:Where(状況)やWhat(価値)から逆算する
たとえば海外販売では、送料や通関のハードルを考慮し、訪日中に購入機会を設計する方が現実的。ターゲット属性よりも「欲しくなる状況」を読み解くことが鍵となります。


キーワードと検索意図を読む力──"検索の裏側"にマーケティングの本質がある
商品やサービスをいつ・どんな時に”選んでもらうのか設計する「オケージョン設計」ですが、その設計プロセスでやってしまいがちな落とし穴があります。オケージョンを机上の空論にしないため、意識していきましょう。
「買わない理由」もロイヤル顧客のヒントになる

海外顧客には、ファンタスティックと絶賛しながら買わない“態度的ロイヤリティ”ユーザーが多く存在します。逆に、無言で何度も購入する“行動的ロイヤリティ”ユーザーもいます。
どちらも重要な資産であり、「なぜ買わないか」「なぜ買い続けるか」の両方を分析することで、
購買意欲を阻む壁
商品の真の魅力
が浮かび上がります。
セミナーでご紹介した高価格帯ジーンズの事例では、ハードな穿き心地が「選ばれる理由」であり、同時に「買わない理由」にもなっていました。これをビフォー・アフター写真やレビュー連携で解消した結果、海外売上が25倍に成長しています。
キーワードと検索意図を読む力──"検索の裏側"にマーケティングの本質がある

地方でも海外でも、「検索ワードの裏側にある“困りごと”を汲み取る」ことがマーケティングの起点になります。
たとえば離島・深島のフェリー情報がGoogleに出てこない中、検索ニーズに応じたFAQ整備や導線改善を行うことで、UXが大幅に向上。
また、海外ではAhrefs(エイチレフス)やRedditなどのツールやフォーラムを活用し、地域や文化ごとの検索クエリを可視化。盗難リスクや工具の使い方など、国別・文化別の不安や疑問を拾うことがマーケティング設計に直結します。
売れるコンセプトには“わざわざ買う理由”がある
海外顧客は、日本製品の良さを知っている一方で「なぜ高い送料を払ってまでそれを買うか」が常に問われます。
このとき必要なのが、次のフレームで設計されたマーケティングコンセプト:
「この商品は、〇〇な課題や願望を持つ海外のターゲットが、△△というシーンで使いたいと思うソリューションです。他国の類似商品と異なり、□□という理由で、あえて日本から購入されます」
商品そのものの“よさ”ではなく、「なぜそれを自国ではなく日本から買うのか」という物語が明確であることが、売れるための前提条件です。
展示会・イベントも“認知のフック”と“営業導線”をセットで考える
展示会やカンファレンスは、営業ではなく「集客・認知・信頼形成」の場として最大限活用すべきです。
LinkedInでの実況投稿(世界中の来場者への接触)
ブース誘導用の特設ページ(Google広告でイベント名指名買い)
コスチュームやキャッチコピーでの“フック”設計
など、準備段階からの仕掛けが来場数や商談数に大きく影響します。登壇機会は1対1ではなく1対多数の営業チャネルでもあり、アーカイブやYouTube化することで“影分身”のような営業資産にもなります。
共通点:地方も海外も「選ばれる理由」を設計すること
海外と地方──文化も規模も異なる2つの市場に共通するのは、「わざわざ選ばれる理由を言語化する力」です。
顧客の“態度”と“行動”の差を観察し、ボトルネックを知る
検索意図の裏にある“買えない理由”を可視化する
コンセプト設計に“わざわざ”の理由を組み込む
マーケティングとは、商品や地域の価値を認識し世界に届けるための“戦略的な翻訳作業”とも言えるでしょう。
HONEの“実装型”伴走支援
以上がウェビナーのまとめでした。
HONEは日本で最も“地方マーケティング”に強い会社を自負しています。弊社に相談したいという方はお問い合わせフォームよりお気軽にお声がけください。

HONEの強み
現場主義:一次情報を取り切る
ウェビナーでも強調した通り、HONEは必ず現場に足を運び、生活者の一次情報を収集します
データ×仮説ドリブン:調査設計から検証まで一気通貫
定量・定性・フィジカル接点分析を組み合わせ、独自CEPとバリア突破施策を設計。生成AIを活用してアウトプット速度も最大化します。
伴走実行:施策実装・改善までコミット
戦略立案にとどまらず、販路開拓・クリエイティブ制作・運用改善まで“一緒に走る”のがHONEの強みです。
アーカイブ動画&資料を無料公開中
【6/13 オンライン開催】『戦略ごっこ』と『確率思考の戦略論』を地方ビジネスに実装するには?〜公開壁打ち編〜(第3回目/全3回)ゲスト:うきはの宝株式会社 代表取締役 大熊 充 (おおくまみつる)氏のアーカイブ動画ダウンロードはこちらからできます。
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