地域の「戦略ごっこ」から脱却――地方ビジネスに効く“確率思考”とは【アーカイブ動画DL付】
- 桜井 貴斗
- 6月8日
- 読了時間: 5分

製造業、自治体、地域の事業者…。
人口減少と市場縮小が進む地方では、「広告費をかけても成果が続かない」「ファン施策が売上に直結しない」といった声が絶えません。
その最大要因は、浸透率(新規ユーザー数)を伸ばさないまま“ロイヤルティ施策”に偏るという構造的な弱点です。
今回のウェビナー第2回では、ベストセラー『戦略ごっこ』『確率思考の戦略論』をベースに、HONEが“地方仕様”にローカライズした実践法と参加者から寄せられた質問への回答を公開しました。
【5/9 オンライン開催】『戦略ごっこ』と『確率思考の戦略論』を地方ビジネスに実装するには?〜事前質問に答えます編〜(第2回目/全3回)の動画アーカイブは以下よりダウンロードいただけます。

本記事のゴール
ウェビナー内容を 約5分で把握
自社の課題が「浸透率」「ロイヤルティ」「バリア」のどこにあるかを診断できる状態に
アーカイブ動画(無料)をダウンロードして具体的な手順を学ぶ
戦略ごっこ脱却ー地方ブランドがまず伸ばすべきは“浸透率”
ダブルジョパディ法則が示すシンプルな真実。それはシェア5%未満のブランドは「購入頻度」より新規利用率を上げるほうが成長角度が大きいということです。

地方企業の多くは“ロイヤルカスタマー優遇”にコストを投下しがちですが、ヘビーユーザーは1年で入れ替わることが統計的に確認されています。
地域ブランドは何よりも新規の浸透率を重視しましょう。
✅ポイント
まずは見込み客を広く獲得し、自然にロイヤル層が増える流れをつくる
システム2の“3つのバリア”を見極める
「重要かどうか」や「好きか嫌いか」の判断までは、脳のなかでも直感的で速い判断を司る「システム1」で、瞬間的に処理されています。 この「システム1」は、意識が起動するよりもずっと速く動いて判断すると言われています。ということは、人間の「意識」とは、脳の「システム1」による好き嫌いの判断の結果を後からようやく追いついてざっくりと捉えた認識のこと。「意識」は、まるでラジオの野球の実況中継のようなものです。実況中継(=意識)がハイライトできるのは、グラウンド空間で起こっている膨大な情報量のほんの一部でしかありません。しかも実況できるのは出来事が発生した後です。 最後の納得性ですが、たとえ「システム2」まで進んで価値が高いと判断されていたとしても、その判断がとても重要であったとき(利害が大きい場合)や、何かが引っかかってスッキリしないとき(なんらかの疑問が生じた場合)には、脳のより高度な思考である「システム 2」が起動してしまいます。(確率思考の戦略論より抜粋)

本当にベネフィットが得られるか?
価格は適正か?
他にもっと良い選択肢はないか?
自社サービスがどのバリアで止まっているかを特定し、証拠・根拠・比較優位を示す情報設計が欠かせません。
Q&Aから見えた現場の3大課題と処方箋
ウェビナー当日にご質問いただいた内容を3つ抜粋します。
① 4〜5番手ブランドが大手に飲み込まれる
Q:4〜5番手のブランドが浸透率を高めたとしても1番手に飲み込まれるのではないか?同じように浸透率を高められるのか?
競合と被らない カテゴリ―エントリーポイント(CEP) を探し、そこで独自性を強化。定量・定性調査→現地視察→仮説検証で見つける。

② 「職人の手作り」ゆえに量産できず売上が伸びない
Q:職人の手仕事で商品を作っているため、大量生産ができない。売りたいけれど売れる在庫を用意できない場合はどうすればいいか?
売上のドライバーは3つしかない。顧客数・単価・頻度のどれを上げるか?を考える必要がある。顧客数を抑えるなら単価と頻度を上げる設計に振り切る。もしくは“職人関与比率”を最適化した新ラインを追加し顧客数を確保していく必要がある。

③ 経営者が“横文字アレルギー”でマーケ投資に消極的
Q:経営者が「マーケティング」「ブランディング」などの横文字に苦手意識があり、マーケティングに投資してくれない場合、どうすればいいか?
理論説明は最小限。「売れそうかどうか」という期待値の可視化と短期テストの数値で合意形成を図る。
論理の理解は重要ではない
重要なのは「売れそう」と思ってもらえるか、そして実際に「売れた」か
独りよがりの場合は「課題解決」よりも「自己表現」のパターン
デザインとアートを使い分ける

HONEの“実装型”伴走支援
以上がウェビナーのまとめでした。
HONEは日本で最も“地方マーケティング”に強い会社を自負しています。弊社に相談したいという方はお問い合わせフォームよりお気軽にお声がけください。

HONEの強み
現場主義:一次情報を取り切る
ウェビナーでも強調した通り、HONEは必ず現場に足を運び、生活者の一次情報を収集します
データ×仮説ドリブン:調査設計から検証まで一気通貫
定量・定性・フィジカル接点分析を組み合わせ、独自CEPとバリア突破施策を設計。生成AIを活用してアウトプット速度も最大化します。
伴走実行:施策実装・改善までコミット
戦略立案にとどまらず、販路開拓・クリエイティブ制作・運用改善まで“一緒に走る”のがHONEの強みです。
アーカイブ動画&資料を無料公開中
【5/9 オンライン開催】『戦略ごっこ』と『確率思考の戦略論』を地方ビジネスに実装するには?〜事前質問に答えます編〜(第2回目/全3回 60 分)をノーカットで視聴できるアーカイブを無料でダウンロードいただけます。

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【記事を書いた人】

株式会社HONE
代表取締役 桜井貴斗
札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。
※本記事は一部AIを活用して執筆しています。
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