【「キャリア道場」イベントレポート】20〜30代若手マーケターのキャリアの解像度が高まる夜|unname × HONE
- 11 時間前
- 読了時間: 9分

7月24日(金)、東京都渋谷区にある株式会社YOUTRUSTのオフィスにて、20〜30代の若手マーケターを対象とした株式会社unname主催のイベント「キャリア道場」が開催されました。
今回登壇したのは、株式会社unname代表取締役の宮脇啓輔さんと、株式会社HONE代表取締役の桜井貴斗さんです。
「AI時代に若手マーケターがキャリアを大成する方法」をテーマに、それぞれが歩んできたキャリアや、これからの時代に求められるマーケター像について議論を交わしました。
AIの進化によって、情報やノウハウは誰でも手に入れられる時代になりました。そんな中で、若手マーケターは何を学び、どのように経験を積み、キャリアを築いていくべきなのか。
当日は約70名の参加者が集まり、パネルディスカッションや公開キャリア相談、交流会を通じて、マーケティングスキルだけではなく、仕事への向き合い方や成長の考え方について活発な対話が生まれました。
本記事では、当日の議論を振り返りながら、若手マーケターがキャリアを築くうえで大切にしたい考え方を紹介します。
株式会社HONEでは過去のセミナー資料、お役立ち資料、会社紹介資料がダウンロードできます。
目次
宮脇 啓輔さん|株式会社unname 代表取締役
桜井 貴斗さん|株式会社HONE 代表取締役
登壇者紹介
宮脇 啓輔さん|株式会社unname 代表取締役

2014年に株式会社サイバーエージェントへ入社し、広告運用コンサルタントとしてWebマーケティングのキャリアをスタート。その後、BASE株式会社でマーケティングを担当し、株式会社ペイミーではCMOとしてBtoBマーケティングに携わるなど、企業の成長フェーズに合わせたマーケティングを経験。2019年には株式会社unnameを創業。現在は、マーケティング戦略の策定支援や新規事業開発、BtoBマーケティング支援などを通じて、企業の成長を支援している。
また、『できる人が大事にしている 複利で伸びる仕事術』『一言で話せ。 仕事ができる人の1%会話術』の著者としても活動し、仕事術やマーケティングに関する発信を続けている。
桜井 貴斗さん|株式会社HONE 代表取締役

1986年札幌生まれ、静岡育ち。大学卒業後、大手求人メディア会社で営業、インハウスマーケター、新規事業開発の立ち上げを経験したのち、2021年独立。現在は「地方に骨のあるマーケティングを実装する。」をミッションに徹底した現場主義をもとに地方に特化したマーケティング・ブランディングの事業支援を行い、地域の伝統や文化の継承をサポートしている。その他、地方マーケターのためのコミュニティ運営、地域プロデューサースクールの運営、民泊事業の立ち上げなどを手掛けている。
マーケターを目指したわけではなかった
イベントは、「なぜマーケターを志したのか?」という問いから始まりました。しかし、返ってきた答えは意外なものでした。桜井さんも宮脇さんも、「最初からマーケターを目指していたわけではない」と口をそろえます。
桜井さんは営業職としてキャリアをスタートし、その後、新規事業の立ち上げを経験しました。事業を成長させる難しさに直面する中で、「売れる仕組みをつくらなければ事業は続かない」という現実を痛感します。そこで初めて、本格的にマーケティングを学び始めました。

その後もWebマーケティングや地方企業の支援に携わりますが、思うような成果が出ず、事業を畳むという苦しい経験もしています。当時を振り返り、「数字を上げられなければ、お客様も、一緒に働く仲間も救えないと思った」と語る姿が印象的でした。
一方の宮脇さんも、「一番鍛えられそうだったから」という理由で広告業界へ飛び込み、実践を通じてマーケティングを身につけてきたと言います。転職した際には、大きな裁量と責任を任され、試行錯誤を繰り返しながら経験を積んできました。
共通していたのは、「マーケターになりたかった」のではなく、「目の前の事業を伸ばすために必要だったから学んだ」ということ。華やかなキャリアに見えるお二人にも、何度も壁にぶつかり、泥臭く挑戦を重ねてきた過程があったことが伝わってきました。
成長のきっかけは「できない自分」と向き合うこと

イベントを通して、何度も話題に上がったのが「成長」についてです。
若手マーケターであれば、「どんなスキルを身につければ市場価値が上がるのか」「AI時代でも通用する力とは何か」と考える人は少なくないでしょう。
しかし、お二人が語ったのは、「スキルを追いかけるのではなく、成果を追いかけること」の大切さでした。成果を出すために何が足りないのかを考え、その都度必要な知識を身につける。マーケティングだけではなく、営業、マネジメント、会計、組織づくりなど、事業を前に進めるために必要なことを学び続ける。その積み重ねが、結果としてマーケターとしての力につながっていくという考え方です。

桜井さんは自身のキャリアを振り返り、「自分がどれだけできないかを知ったことが、一番の成長につながった」と語ります。ビジネススクールで優秀な人たちと同じ課題に取り組み、自分との実力差を思い知らされた経験。そこで「才能がない」と落ち込むのではなく、「努力を続けるしかない」と腹をくくったことが、大きな転機になったと言います。
つい、人は自分より少し下の人と比べて安心したくなるものです。しかし、お二人が選んできたのは、その逆でした。自分より優秀な人がいる場所へ飛び込み、悔しさを味わいながらも、その環境に身を置き続ける。その経験こそが、自分を大きく成長させてきたと語っていました。
「一番未熟だと思える環境へ行く。」シンプルですが、簡単には実践できない言葉だからこそ、多くの参加者の心に残ったように感じます。
「キャリアは逆算しない」という考え方

後半では、参加者から寄せられた悩みに答える公開キャリア相談が行われました。
BtoBからBtoCへ挑戦したい
企画職へ進みたい
プレイヤーとして専門性を高めるべきか、それともマネジメントに挑戦すべきか
どれも、「次にどんなキャリアを選べばいいのか」という問いに行き着くものばかりです。若手マーケターであれば、一度は考えたことのある悩みではないでしょうか。
会場からは「挑戦したいけれど、年収が下がってしまう。今の自分では能力も足りていない気がする」というリアルな相談も寄せられました。
それに対してお二人が伝えていたのは、「まずは飛び込もう」というシンプルな答えです。
能力が足りないと感じる環境だからこそ成長できる。年収は後からでも取り返せる。しかし、挑戦する機会や、若いうちに思い切って環境を変えられる時間は戻ってきません。

宮脇さんは「キャリアは逆算しない方がいい」と話します。キャリアは目標から逆算して考えるものだと思われがちです。しかし、その考え方では、「今の自分が想像できる未来」の範囲でしか目標を描くことができません。
今の延長線上だけで将来を考えてしまうと、偶然の出会いや、新しい仕事との巡り合わせ、思いがけないチャンスといった可能性を、自ら狭めてしまうことにもつながります。
だからこそ大切なのは、目の前にある仕事に本気で向き合うこと。今いる場所で成果を出し続ければ、新しい役割を任されるかもしれない。そこでさらに挑戦すれば、また新しい景色が見えてくる。その積み重ねが、振り返ったときにキャリアになっている。
未来を細かく設計することよりも、今の仕事を全力でやり切ること。
変化の激しい時代だからこそ、その姿勢がより重要になるのかもしれません。
置かれた場所で咲く

イベント終了後も、会場では登壇者を囲んで質問する参加者の姿が絶えませんでした。
講演を聞いて終わるのではなく、自分自身のキャリアに置き換えて考え、対話する。そんな熱量が会場全体に広がっていました。
今回のテーマは「AI時代に若手マーケターがキャリアを大成する方法」でした。しかし、イベントを終えて振り返ると、一番心に残ったのはAIやマーケティング手法の話ではありません。
目の前の仕事に誠実に向き合うこと。成果が出ない悔しさから逃げないこと。そして、自分が一番成長できる環境へ、自ら飛び込むこと。
時代が変わり、ツールが進化しても、こうした姿勢は変わらないのだと思います。キャリアは、最初から思い描いた設計図どおりには進みません。だからこそ、目の前の挑戦に本気で向き合い続ける。その積み重ねが、自分だけのキャリアをつくっていくのではないでしょうか。
今回の「キャリア道場」は、マーケターとしてのスキルを学ぶ場であると同時に、「どのように働き、どのように成長していくのか」を改めて考える時間となりました。ご登壇いただいた宮脇さん、ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今後も、現場で得た知見や実践を共有しながら、事業やキャリアに向き合う皆さまと、学び合える場をつくっていきます。
株式会社unname 代表取締役・宮脇啓輔さんの著書はこちら
20代のキャリアで大事な仕事術が学べます。
note版はこちらです。
HONEブログでも紹介しています。
良いコミュニケーションのあり方を体系的に整理できます。
ビジネスにおける話し方、聞き方が学べる本です。
HONEのサービスについて
HONEでは、地方企業さまを中心に、マーケティング・ブランド戦略の伴走支援を行なっています。事業成長(ブランドづくり)と組織課題(ブランド成長をドライブするための土台づくり)の双方からお手伝いをしています。

大切にしている価値観は「現場に足を運ぶこと」です。土地の空気にふれ、人の声に耳を傾けることから始めるのが、私たちのやり方です。
学びや知恵は、ためらわずに分かち合います。自分の中だけで完結させず、誰かの力になるなら、惜しまず届けたいと思っています。
誰か一人の勝ちではなく、関わるすべての人にとって少しでも良い方向に向くべく、尽力します。地域の未来にとって、本当に意味のある選択をともに考え、かたちにしていきます。
\ご相談はこちらから/
その他、気軽にマーケティングの相談をしたい方のための「5万伴走プラン」もスタートしました。詳細はバナー先の記事をお読みください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
\ご相談はこちらから/
【記事を書いた人】

株式会社HONE
インターン / マーケター見習い 森勇人
静岡生まれ、静岡育ち。 大学3年次、1年の休学をして全国36都府県を巡る。山形県西川町では3ヶ月の地域おこし協力隊インターンを経験。 復学後、ご縁があり株式会社HONEにてインターン/マーケター見習いとして奮闘中。








