「待っているだけでは、何も始まらない」HONEのインターン生に聞く、地域の現場で働くということ【インタビュー】
- 7 時間前
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地域の仕事に関わってみたい。
マーケティングを、実践の中で学びたい。
学生のうちに、自分の力を試してみたい。
そんな思いを持つ学生に向けて、株式会社HONEでは学生インターンを募集しています。
インターンの内容は、実際に地域へ足を運び、人に話を聞き、記事を書くなど。ときにはイベントの運営を手伝い、民泊の清掃をすることもあります。
今回は、静岡で活動するインターン生の森勇人さんと石井恭華さんに、参加したきっかけや実際の仕事、活動を通して起きた変化について聞きました。
インターン生紹介
HONEインターン / 森勇人

株式会社HONE静岡生まれ、静岡育ち。 大学3年次、1年の休学をして全国36都府県を巡る。
山形県西川町では3ヶ月の地域おこし協力隊インターンを経験。 復学後、ご縁があり株式会社HONEにてインターン/マーケター見習いとして奮闘中。
HONEインターン /石井恭華

静岡県出身、大学在学中。経済学を専攻し、地域や産業をテーマにしたゼミに所属。
能登半島での復興支援や、静岡県内でのイベント運営などに関わる中で、地域の活動が「どうすれば人に届き、続いていくのか」に関心を持つ。
現在は株式会社HONEにてインターンとして、地域や企業の取り組みに関する記事を作成し発信している。
地域の現場で働く姿を見て、自分もやってみたいと思った

――まず、HONEのインターンに参加したきっかけを教えてください。
石井恭華さん(以下、石井):最初にHONEを知ったのは、マーケティングのイベントです。代表の桜井さんが登壇されていて、その後、桜井さんの講座やセミナーにも参加しました。
地域のことを机上で考えるだけではなく、実際に現場へ足を運んで仕事をしている姿を見て、自分もやってみたいと思ったんです。
私はずっと静岡に住んでいるので、静岡で何か活動してみたいという思いもありました。
ただ、興味を持ってからすぐに申し込んだわけではありません。
知人から「HONEでやってみたら」と声をかけてもらい、背中を押されて参加を決めました。
――森さんは、どのようにHONEと関わり始めたのでしょうか。
森勇人さん(以下、森):もともと山形県の西川町でシェアハウスを運営していて、山形が大好きでした。そこで出会った信頼できる仲間から、「静岡に桜井さんという方がいるよ」と紹介してもらったことがきっかけです。
最初の頃は、民泊の清掃をしたり、桜井さんについて現場へ行き、その様子をレポートしたりしていました。当時はマーケティングの知識もほとんどなくて、「HONEは何をしている会社なの?」と聞かれても、「地方のマーケティングをしています」「いろいろな場所に行っています」くらいしか説明できませんでした。
活動が広がり始めたのは、自分でXへの投稿を始めてからだと思います。
HONEの活動や、自分が地域で経験したことをたくさん発信していたら、いろいろな人とつながるようになりました。そこから各地へ行かせてもらったり、訪問した地域について記事を書いたりする仕事が増えていきました。
愚直に仕事に向き合いながら、自分の役割をつくっていく

――現在は、どのような仕事をしていますか。
石井:民泊の清掃や、セミナー・イベントへの参加、レポートの作成などです。マーケティングについて教えてもらうだけではなく、自分でも記事やコンテンツをつくれるところが、HONEのインターンの特徴だと思います。現場へ行く機会もあるので、話を聞くだけでは分からないことを、自分で見て、考えることができます。
森:私は、今は地域へ取材に行って、記事を書くことが多いです。
最初から「あなたは記事担当です」と決められていたわけではありません。少しずつ今の役割ができていきました。他にも、静岡で現地訪問のアテンドをしたり、SNSの動画を撮影編集したりもしています。
正解が決まっていないことが、一番難しい
――活動する中で、大変だと感じることはありますか。
森:すべてに細かく指示があるわけではないところです。決まっていることもを守ることも大事ですが、何をするのかを自分で考えることも多いです。
自由に動ける反面、受け身だと何も進まないところもあり、それで叱られたこともあります。最初はマーケティングの知識もなかったので、セミナーに参加しても、何を話しているのかまったく分からないことがありました。
記事も、最初の頃はたくさん赤字が入り、ほぼ書き直しになったこともあります。
それでも、自分で調べたり、いろいろな事例や現場を知ったりする中で、以前よりもマーケティングについて説明できることが増えました。
石井:私も、試行錯誤しながら進めなければいけないことに難しさを感じています。今はレポート制作を頑張っていますが、ただ起きたことを順番に書くだけでは伝わりません。
まず全体像を捉えること。読み手の視点に立って、情報をどのような順序で届けるのかを考えること。「伝える」という行為に誠実に向き合うことが求められていると実感しています。
地域を見るとき、歴史や地理、人まで考えるようになった

――インターンを通して、成長したと感じることを教えてください。
石井:地域を見る視点が変わりました。
以前よりも、その地域の歴史や地理まで見るようになりましたし、現地にいる人と話すことが重要だと分かりました。地域へ行ったときは、できるだけ知り合いから現地の人につないでもらい、話を聞くようにしています。外の地域を知ることで、自分が暮らしている静岡のことも、実はあまり知らないと気づきました。
今では、自分の地域を人に案内できるくらい知りたいと思うようになりました。
森:私も、地域によって前提がまったく違うことを知りました。例えば、北の地域では雪がありますし、商品の輸送コストも静岡とは違います。静岡で当たり前だと思っていたことが、ほかの地域では当たり前ではありません。地域の課題を考えるときは、表面的な部分だけを見るのではなく、その土地の制約や暮らしまで考えなければいけないのだと学びました。
マーケティングは、知識だけではなかった

石井:変わりましたね。当初はマーケティングに興味があって参加しましたが、「マーケティングは、マーケティングだけではない」と分かったことが大きいです。
地域の人とのつながりをつくること。地域にあるものを生かすこと。自分が持っているものを、誰かに還元すること。
専門的な知識がなくても、自分の身の回りからできることがあると気づきました。
森:私は、自分の活動や生活の中でも、マーケティングの視点を使うようになりました。「なぜうまくいかないんだろう」「なぜこれは売れているんだろう」「どうしたらもっと人に来てもらえるだろう」と、自然に考えるようになりました。知識を覚えたというより、物事を見るときの考え方が変わった感覚です。
仕事の進め方だけでなく、人との接し方も変わった
――仕事以外の部分で、変化したことはありますか。
森:人への思いやりを、以前より考えるようになりました。例えば、チャットでできないことを伝えるときも、ただ「できません」と返すのではなく、自分から代替案を出す。相手がどう受け取るのかを考えて、言葉を選ぶようになりました。これも、細かなフィードバックをたくさん受けてきたからこそだと思います。
HONEでは、地域の経営者や事業者など、いろいろな大人の仕事を近くで見ることができます。
誰かと一緒に取り組むときの姿勢や、初めて会う人への挨拶、相手への気遣いを目の前で見られたことは、すごく勉強になりました。仕事で関わる人だけではなく、友達や身近な人にも、同じように配慮しなければいけないと考えるようになりました。
大切な人を、より大切にするためのコミュニケーションを学べたことは、HONEでインターンをしてよかったことの一つです。
石井:私は、地域にいる人と話すことの大切さを、以前より強く感じるようになりました。最近は知り合いを通して現地の方とお話したり、自分から話を聞いたりするようになりました。
いろいろな地域へ行き、さまざまな人と関わるので、知らない人と話すことを楽しめる人が向いていると思います。
HONEのインターンに向いているのは、どんな人?

――どのような人と一緒に働きたいですか。
石井:人と関わることを大切にできる人です。いろいろな地域へ行き、さまざまな人と関わるので、知らない人との出会いも楽しめる人が向いていると思います。すごく陽気でなければいけないわけではありません。純粋に、人が好きな人がいいのではないでしょうか。
あとは、自分から「はい」と手を挙げて動ける人です。
最近は、桜井さんから「このイベントへ行かない?」と誘っていただくことも増えました。自ら飛び込んだ環境に新しい気づきがあると考えているので、チャンスをつかみに行こうと私もどんどん手を挙げています。
森:私は、本や文章が好きな人がいいと思います。
本だけではなく、漫画や映画でもいいです。自分の中に好きな表現や物語があると、文章を書くときにも生かせると思います。あとジャンプが好きという話を最初の面接の時にしました。
私自身も、インターンを通して書く経験を重ねてきました。最初から自分らしい文章を書けたわけではなく、もともと好きだった文章や、憧れている表現をまねしながら、書くことを楽しんできました。
以前、桜井さんから「森はひねくれ者」と言われたことがあります。
それからは、そのひねくれた視点も自分の武器として、自分なりの記事を書こうと取り組んでいます。
あとは、ノリがよくて、素直な人ですかね!

――どうして、ノリと素直さが必要なのでしょうか。
森:面白そうな機会があったときに、「やってみたい」とすぐに反応できることが大切だと思います。先日、同世代ですごくノリのいい方に出会って、「こういう人と一緒に働きたいな」と思いました(笑)。
石井:私も、まずは素直でいることが大切だと思っています。HONEでは、知らない土地へ行くことも多いので、自分から話しかけたり、分からないことを聞いたりできることも必要です。行くたびに、知らなかったことに出会えますしアドバイスもたくさんもらえるので、素直でいたいなと思います。
自分にできることは、動きながら見つけていけばいい
――最後に、HONEのインターンに興味を持っている人へメッセージをお願いします。
石井:最初から、自分の強みや、やりたいことが明確でなくても大丈夫だと思います。桜井さんをはじめ、実際に地域で活動している先輩方や、さまざまな人と関わりながら、自分ができることを探していける場所です。人との関わりの中で、自分の身の回りからできることに気づけると思います。
森:私自身、最初はマーケティングのことを何も知りませんでした。大学でも学び始めてはいましたが、実際に自分で調べ、それを記事にする経験を重ねた今の方が、マーケティングについて語れることは増えたと思います。
だから、知識があることよりも、「やってみたい」と思ったときに、さっと動けることの方が大事です。ということは、暇な人ですかね(笑)。
――お二人ともありがとうございました!
背中を見て学び、自分も背中を見せていく
HONEのインターンは、マーケティングの知識を一方的に教えてもらう場所ではなく、地域の現場で、自分にできることを探していく場所でありたいと考えています。
石井さんは、人や地域の話を丁寧に聞き、理解を深めたうえで、自分にできることを考えています。現地の人との対話や、その土地の歴史・地理を大切にしながら、得たものをレポートという形に編集し、自分の視点を誰かへ読み手の共感を得られるような表現で伝えるようにしています。
森さんは、行動力を持って、まず現場へ飛び込むことを武器に自分から発信し、出会った人との関係をつくりながら、仕事の可能性を広げてきました。最初はマーケティングの知識もなく、記事に多くの修正が入ることもありました。それでも、失敗やフィードバックを次の行動につなげ、少しずつ自分の役割をつくってきました。

最初から、自分の強みや役割が明確である必要はありません。地域へ行き、人と出会い、話を聞く。記事を書き、写真や動画を撮り、目の前の仕事に取り組む。そうして手と足を動かす中で、自分の得意なことや、周囲から求められていることが少しずつ見えてきます。
人への挨拶や気遣い。
仕事を引き受ける姿勢。
相手へお願いするときの言葉。
うまくいかなかったときの立て直し方。
分からないことに向き合い、試行錯誤する姿。
言葉で教わるだけではなく、誰かの背中を見て学ぶ。
そして、学んだことを自分の仕事に生かし、いつかは自分自身も、次に続く誰かへ背中を見せる側になっていく学びの循環を大切にしたいと思っています。
一つひとつの仕事に誠実に向き合いながら、自分の可能性を広げていきたい方。ぜひ、私たちの仲間になってください。
静岡で学生インターンを募集しています
HONEでは、静岡を拠点に活動する学生インターンを募集しています。
主な活動内容
地域や企業への取材
記事やSNSコンテンツの制作
写真、動画の撮影および編集
セミナーやイベントの運営サポート
こんな人を募集しています
地域や地方での仕事で地域の役に立ちたい方
知らない土地や人との出会いを大切にし思いやりを持てる人
フィードバックを受け止め、試行錯誤できる人
好奇心と素直さを持ち、仕事を丁寧に進められる人
経験や専門知識は問いません。
自分に何ができるのかを、地域の現場で探してみたい方からのご応募をお待ちしています。
\ご応募はこちらから/
HONEは地域に根ざし、現場に足を運ぶマーケティング会社です。
日本の地方には、魅力的な商品・サービスがたくさんあります。
地方に根ざしたブランドの志や文化、人々の誇りや営み。HONEはそうした人たちの想いを価値に変えるべく、現地に出向いてきました。 私たちは、文化と経済の「骨」を設計し、地域の「らしさ」を未来へつなげる仕組みを育てます。 論語と算盤。想いと仕組み。美学と実行力。 その両立を、マーケティングの力で実装していきます。

▼HONEにできること
語られていない価値の「骨」を探す
商品や地域の中にある「想い」や「背景」は、まだ言語化されていないだけかもしれない。 それらを丁寧にすくい上げ、ブランドの芯として翻訳します。 見落とされがちな隠れた価値に役割を与えることが、事業の骨格をつくるはじまりです。
現場に入り、五感を使って「骨」を磨く
戦略も仕組みも、現場を歩き、対話することから始まります。 地形、歴史、空気、人の言葉やまなざし。デスクリサーチでは捉えきれない情報を五感で受け取り、定量と定性、論理と情緒、ロマンとそろばんを掛け合わせて、設計に落とし込みます。
手を動かしながら、「骨」を強くする
支援とは、プランを出して終わりではありません。 現場に入り、泥臭く、時に失敗しながら共につくりあげていきます。 頭で考えて、手足を動かす中で生まれる「実感」こそが、骨を太くし、しなやかに持続する構造を育てていきます。
文化となる「骨格」を、未来へ残す
目指すのは、ただ売ることではありません。 地域に根ざした文化や営みに芯を通し、事業として持続可能なかたちに育てていくこと。短期的な成果ではなく、関わる人たちの誇りとなり、語り継がれていく仕組みをデザインします。 HONEは、経済と文化をつなぐ骨を共につくり、未来へと残していきます。

▼HONEの強み
01/一貫サポート
戦略設計から実行〜検証まで。経営課題の整理から、現場を動かす具体的な仕組みづくりまでを、一貫して支援します。リサーチ・企画・実装・振り返りのすべてに伴走し、商品・サービスの価値を再定義しながら、現場に根づく事業を共につくります。目指すのは、短期的な成果だけでなく、文化が息づき、長く続く事業と地域のかたちです。
02/現場主義
デスク上、リモートワークでは見えない、地域の空気や人の温度に触れる。HONEは現地に足を運び、実際に現場の風景・人の営みに向き合いながら、これまでの現場で得た経験則を元に戦略・戦術に反映していきます。現在起こっている事実に基づく分析はもちろんのこと、解釈に現場の五感で得た気づきを重ね合わせ、実装へとつなげていきます。
03/全国実績
北は北海道、南は沖縄まで、一次産業から観光、教育、行政、ベンチャー、スタートアップ、アトツギなど、多種多様なプロジェクトに携わってきました。たくさんの地域を見てきたからこそ、それぞれの良さに気づくことができます。そして土地に根付くその事業の「らしさ」を、より鮮明に見つけることができます。全国各地で積み重ねた知見を、次の挑戦に活かします。
04/産学官連携
企業・教育機関・行政と手を取り合い、対話を重ねながらプロジェクトを推進しています。 単なる連携にとどまらず、それぞれの立場が持つ知見や資源を持ち寄り、地域に根ざして実装していくこと。 現場での実践と、学びの場での理論、そして制度や仕組みをつなぐ橋渡しとして、多様なセクターの信頼を得ながら取り組みを展開しています。

なぜ今、“地方”でマーケティングが必要なのか
マーケティングという言葉には、しばしば「スケールする」「売上を伸ばす」といったイメージが付きまといます。しかし、地方において本当に必要なのは、そうした直線的な成長だけではありません。人口減少、担い手不足、そしてインフラや情報環境の未整備。多くの地域が、さまざまな制約の中で日々の営みを続けています。
制約が多いからこそ、その土地に根ざした価値を継続し、文化や人々の想いを循環させていくための工夫が欠かせません。マーケティングの論理をそのまま持ち込むのではなく、人肌を大切に、想いを大切に、未来へとつなげていく。実装力と創造力を備えた「地方のマーケティング」が必要です。

地方に必要なのは、「地域理解」
こうした現場においてまず必要なのは、「何をどう売るか」よりも先に「この地域には何があるのか」「何を残していきたいのか」を知っていく姿勢。つまり「地域理解」です。ブランド構築の土台を固めるには各レイヤーごとに把握すべきポイントを理解することが重要です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【記事を書いた人】

株式会社HONE
マーケター 亀元梨沙子





