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【デザインの迷子にならない!】コンセプトで決まる「伝わるデザイン」

  • 執筆者の写真: 桜井 貴斗
    桜井 貴斗
  • 6 日前
  • 読了時間: 8分
【デザインの迷子にならない!】コンセプトで決まる「伝わるデザイン」

デザインを作るとき、「なんとなく」作っていませんか?デザインのクオリティを上げるために重要なのが「コンセプト」です。コンセプトがしっかりしていれば、デザインの方向性がブレず、一貫性が生まれ、伝えたいことが明確になります。


デザイン初心者でも実践しやすいステップを紹介するので、チラシやポスターを作るときのヒントにしてください!


 


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【目次】



デザインの「迷子」になっていませんか?


デザインをするとき、つい「なんとなく」作ってしまうケースはよくあります。特にプロのデザイナーではない方が制作する場合、目的がぼやけてしまい、伝えたいメッセージをうまく表現できず、独りよがりのデザインになってしまったという悲しい話も耳にします。


ここで、コンセプトを明確にすると、伝わるデザインに近づきます。コンセプトとは何か、そしてなぜそれが重要なのかを詳しく見ていきましょう!



目を引くデザイン=効果的なデザインではない


目を引くデザイン=効果的なデザインではない

効果的なデザインは、単に目を引くだけでなく、伝えたいメッセージを正確に伝えるものです。鮮やかな色やユニークな形状が使われていても、情報が不明確ならば、見る人にはただの不要な視覚情報になってしまいます。


デザインは「見せる」だけでなく「伝える」役割を持つため、まずコンセプトを明確にするのが不可欠です。コンセプトがしっかりしていれば、一貫性のある効果的なコミュニケーションにつながります。


つまり、デザインの成功は視覚的な魅力だけでなく、メッセージの明確さにも左右されます。目を引く要素と伝わる要素のバランスを意識し、目的に沿ったデザインを心がけましょう。



伝えたいことが伝わらない原因


伝えたいことが伝わらない原因

デザインを作成する際に最も重要なのは、「伝えたい内容」を明確にする点です。しかし、メッセージが曖昧になり、伝わらないデザインになる場合があります。その原因はいくつか考えられます。


要素が多すぎる

色やフォント、画像が氾濫すると、どこに注目すべきか分からなくなる

・情報過多により、肝心のメッセージが埋もれてしまう


一貫性の欠如

異なるスタイルやトーンが混在すると、メッセージが曖昧になる

・見る人が混乱し、意図した内容が伝わりにくくなる


ターゲットを意識していない

・誰に向けてデザインしているか不明確だと、相手に響かない

・デザインは見た目だけでなく、コミュニケーションの手段という意識をする必要がある


これらの原因を理解し、対策を講じると、より効果的なデザインを実現できます。



「コンセプト」とは?デザインに必要な理由


デザインを作成する際、「コンセプト」を理解するのは非常に重要です。コンセプトとは、デザインの根底にある基本的なアイデアやテーマを指します。これが明確であるほど、デザイン全体の方向性が定まり、視覚的な要素が一貫して伝わります。



コンセプトがあるデザインとないデザインの違い


デザインには、コンセプトがあるものとないものがありますが、その違いは非常に大きいです。

コンセプトがあるデザイン

コンセプトがないデザイン

明確な方向性を持ち、視覚的な要素が一貫している

要素がバラバラで統一感に欠ける

色彩、フォント、画像などがテーマやメッセージに沿って調和し、強い印象を与える

異なるメッセージが矛盾して伝わり、混乱を招く可能性がある

例:若い世代向けのカフェの広告で、明るくポップな色合いとモダンなフォントを使用して、元気で楽しい雰囲気を伝える

例:ビジネスの広告で、カラフルで遊び心のある背景に堅苦しいフォントを使用すると、どちらのメッセージも伝わりづらくなります


このように、コンセプトの有無はデザインの効果に大きく関わるため、明確なコンセプトを掲げる姿勢が求められます。



デザインはコンセプトなしでは作れない


どんなに整ったビジュアルでも、そこにコンセプトがなければ、人の心には届きません。 なぜこのデザインが必要なのか、誰に何を伝えたいのか、そうした問いに向き合わないと、本質的な表現は生まれないのです。


コンセプトは、デザインを支える軸であり、進むべき方向を示す道しるべのような存在で、伝えたいメッセージに一貫性を持たせ、見る人の心に意味を残すために欠かせません。


「とりあえず作ってみる」だけでは、全体にまとまりがなく、どこか印象の薄い仕上がりになってしまいますが、明確なコンセプトがあれば、色やフォント、レイアウトに至るまで、すべての要素に必然性が生まれます。



伝わるデザインを作る!コンセプト設計の3ステップ


伝わるデザインを作る!コンセプト設計の3ステップ

デザインを効果的に伝えるためには、しっかりとしたコンセプト設計が不可欠です。ここでは、伝わるデザインを作るための3つのステップを紹介します。



① ターゲットを明確にする


デザインを成功させるには、まずターゲットを明確にするのが重要です。ターゲットは、デザインを届けるべき特定の人々やグループを指します。例えば、チラシやポスターを作る際は、年齢層や興味関心を考慮し、誰に向けたものなのかをはっきりさせる必要があります。


ターゲットが明確になると、デザインの方向性が定まり、色やフォント、画像選びの基準が生まれるのです。例えば、若者向けならトレンドを取り入れたポップなデザインが効果的で、ビジネス向けならシンプルで洗練されたスタイルが適しています。


さらに、ターゲットのニーズや好みを理解するのも大切です。リサーチを行い、どのようなメッセージに反応しやすいかを把握すれば、より効果的なデザインが生まれます。ターゲットを明確にすると、デザインの意図が伝わりやすくなり、より魅力的で訴求力のあるものになります。



② 伝えたいメッセージを決める


デザインを通じて伝えたい内容を明確にするためには、まず「伝えたいメッセージ」をしっかりと決めると良いです。このメッセージがデザインの核となり、全体の方向性を左右します。

例えば、商品を宣伝するチラシであれば、「この商品を使った場合のメリットは?」という点を明確にする必要があります。


メッセージを決める際には、ターゲット層を意識する姿勢も大切です。対象となる顧客が何を求めているか、どのような情報に心を動かされるかを考えると、より効果的なメッセージにつながります。メッセージは、できるだけシンプルにまとめるのが理想で、複雑な言い回しや情報の詰め込みすぎは、かえって伝わりにくくなる原因になります。まずはメッセージを一文で表現し、この一文がデザイン全体の方向を定め、ビジュアルや色使い、フォント選びにも大きく関わってきます。



③ デザインに落とし込む


コンセプトが明確になったら、それを実際のデザインに落とし込むステップが重要です。この段階では、コンセプトを視覚的な要素に変換し、ターゲットに伝わる形にする必要があります。


①ビジュアル要素の選定

・色・フォント・画像などを選び、コンセプトを強調できるものを使用する。


②レイアウトの設計

・情報の配置や視線の流れを考える。

・重要なメッセージはサイズや色を変えて強調。

・適度な余白(ホワイトスペース)を活用し、スッキリと見せる。


③全体の見直し

・一貫性があるかチェック。

・コンセプトに沿ったデザインになっているか確認。

・伝えたいメッセージがしっかり届くか最終調整。


このように、コンセプトをデザインに落とし込むことで、より効果的なビジュアルコミュニケーションが実現します。



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まとめ


デザインを成功させるためには、コンセプトが不可欠です。コンセプトが明確であれば、デザインの方向性が定まり、伝えたいメッセージが一貫します。これにより、ターゲットに対してより効果的にアプローチが可能となり、結果としてデザインのクオリティが向上します。


デザインは単なる見た目ではなく、伝えたい内容を明確にするための重要なツールです。コンセプトをしっかりと定めると、あなたのデザインがより多くの人に伝わり、影響を与えられるでしょう。次回のチラシやポスター作成の際には、ぜひこのコンセプト設計のステップを参考にしてみてください。



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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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【記事を書いた人】

プロフィール

株式会社HONE

代表取締役 桜井貴斗


札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。


※本記事は一部AIを活用して執筆しています。


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