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大企業の新規事業成功から学ぶ!実例と戦略を徹底解説

  • 執筆者の写真: 桜井 貴斗
    桜井 貴斗
  • 2024年9月9日
  • 読了時間: 12分

更新日:3月30日


大企業の新規事業成功から学ぶ!実例と戦略を徹底解説

大企業の新規事業展開から学ぶべきことは数多くあります。本記事では、日本を代表する大企業が新規事業で成功を収めた実例を紹介し、その背景にある戦略と実践手法を解説します。



 


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目次



大企業が新規事業で成功する理由とは?


新規事業を成功させるためには、先人の失敗例や成功体験を学び、活かすことが重要です。

特に、大企業は経験と実績に裏打ちされた豊富な事例を持っているため、多くのことを学ぶことができます。


そこで、大企業が新規事業を成功へ導いた、以下の4つの重要な要素について紹介します。


新規事業が成功するための4つの要素

それぞれについて、詳しく深掘りをしていきます。



豊富な経営資源の活用


大企業が新規事業で成功を収める大きな要因の一つは、豊富な経営資源の活用です。大企業は、これらの資源を駆使して新たな市場に進出し、競争力を高めることができます。


ここからは、大企業が新規事業を成功させる3つの経営資源について解説します。


3つの経営資源

①人的資源

大企業は多様な専門知識を持つ人材を抱えています。これを新規事業に活かすことで、迅速かつ効果的な意思決定が可能になります。

例えば、マーケティングや製品開発の専門家が集まることで、顧客ニーズに即した商品やサービスを提供できます。


②財務資源

大企業は新規事業に対して十分な技術資源の活用や、投資を行うことができるため、リスクを取ることが可能です。これにより、初期投資が必要なプロジェクトでも、長期的な視点での成長を見込むことができます。


③ブランド力の活用

大企業は既存のブランドを活かして新規事業を展開することで、消費者の信頼を得やすく、新たな市場への参入がスムーズなため成功の可能性が高まります。



徹底的な市場調査の実施


新規事業での市場調査

新規事業を成功させるためには、徹底的な市場調査が欠かせません。


市場調査は、顧客のニーズや競合の動向を把握するための重要な手段であり、事業の方向性を決定する基盤となります。


特に大企業は、豊富なリソースを活用して、より詳細で広範な調査を実施することが可能です。



データとテクノロジーの効果的活用


AIを活用する新規事業

ビッグデータやAI(人工知能)の進化により、企業は市場の動向や顧客のニーズをより正確に把握できるようになりました。これにより、迅速な意思決定が可能となり、競争優位性を確保することができます。


例えば、データ分析を通じて顧客の購買履歴や行動パターンを解析することで、ターゲット層に最適な商品やサービスを提供することができます。


また、テクノロジーを活用したプロトタイピングやシミュレーションにより、新規事業のアイデアを迅速に検証し、改善点を見つけ出すことが可能です。



オープンイノベーションの推進


新規事業オープンイノベーション

新規事業の成功を促進する重要な戦略といえるオープンイノベーションとは、企業が外部の知識や技術を積極的に取り入れることです。


特に大企業においては、内部のリソースだけでは限界があるため、外部との連携が不可欠となります。


これにより、異なる視点やアイデアを取り入れることができ、革新的な製品やサービスの開発が可能になります。


さらに、オープンイノベーションは外部のパートナーと協力することで、リスクを共有しながら新しい挑戦ができます。




日本を代表する大企業の新規事業成功事例


ここでは、特に注目すべき大企業の新規事業の成功事例を、3つ紹介します。


大企業新規事業の成功例


ホンダ - ホンダジェット


HondaJet | Honda公式サイト
出典:HondaJet | Honda公式サイト

ホンダは、二輪車・四輪車製造で知られる日本の大手企業ですが、近年ホンダジェットで航空機産業に進出し成功を収めました。


このプロジェクトは、ホンダの技術力と革新性を活かし、ビジネスジェット市場で注目を集めています。


独自のエンジン配置や空気力学に基づく機体設計により、競合他社との差別化に成功しました。藤野道格CEOは、「ビジネスジェットに新規参入するホンダが他のメーカーと同じものをつくって意味があるのか」と自問し、独自の発想でイノベーションを追求しました。


ホンダジェットは2024年2月時点で累計250機のデリバリーを達成し、小型ビジネスジェット機カテゴリーで2年連続世界首位を獲得。


ホンダジェットの成功は、長期的な視野、革新的な技術開発、既存の組織能力の活用、そして市場ニーズへの的確な対応が、この成功を支えた要因と言えるでしょう。



富士フイルム - 化粧品事業

富士フイルム [日本]
出典:富士フイルム [日本]

富士フイルムは、主に写真フィルムの製造で知られる企業ですが、近年では化粧品事業においても成功を収めています。


写真フィルムの需要減少という厳しい市場環境を受け、同社は自社の技術力と研究開発の成果を活かし、「抗老化」や「美肌」に特化した製品ラインを展開することとなりました。


消費者のニーズを的確に捉えるために、徹底した市場調査を行った結果、特に若い世代をターゲットにした製品開発に注力し、SNSを活用したマーケティング戦略を行い、ブランドの認知度を高めることに成功。


既存技術の応用力、徹底した市場調査、若年層へのターゲティング、SNSを活用したマーケティング戦略、そして新規事業への果敢な挑戦精神が成功の要因だと考えられます。


リスクを最小限に抑えて、新たな収益源を確保する素晴らしい事例です。



ユニ・チャーム - 介護用品事業

ライフリー - ユニ・チャーム
出典:ライフリー - ユニ・チャーム

介護用品事業で顕著な成功を収めているユニ・チャームは、特に「ライフリー」ブランドが、介護を必要とする高齢者やその家族に広く認知されています。


同社は消費者ニーズを徹底的に調査し、介護現場の声を反映させた製品開発を行うことで、使用感や機能性を重視したおむつを開発しました。

肌に優しい素材を使用した製品は、利用者から高い評価を得ています。


また、ユニ・チャームは介護業界の専門家や医療機関との連携を強化し、オープンイノベーションを推進。

これにより、最新の技術や知見を取り入れた製品開発が可能となり、市場のニーズに柔軟に対応しています。


成功の要因としては、徹底した市場調査と消費者ニーズの理解、介護現場の声を反映させた製品開発、専門家や医療機関との連携によるイノベーション、そして既存の技術力と新たな市場ニーズを融合させる戦略的アプローチが挙げられます。




大企業の新規事業成功事例から学ぶ重要ポイント


大企業が新規事業で成功を収めるためには、いくつかの重要なポイントがあります。


大企業が新規事業を成功させるポイント


既存の強みや資源の活用


大企業既存の強み

大企業は通常、豊富な資金力や人材、技術力、ブランド力を持っています。これらの資源を新規事業に適切に活用することで、競争優位を築くことが可能になります。


新規事業を立ち上げる際、既存の顧客基盤を活用することで、初期の販売促進をスムーズに行うことができ、社内の専門家や技術者を活用することで、製品開発やサービス提供のスピードを向上させています。

また、ブランド力を活かすことで消費者の信頼を得やすく、新しい市場に進出する際には、このことは大きなメリットになります。


このように、既存の強みや資源を組み合わせることで、新規事業のリスクを軽減し、成功の可能性を高めているのです。



顧客ニーズの徹底的な理解と市場調査


徹底的な市場調査

顧客の期待や要望を正確に把握することで、製品やサービスの開発において的確な方向性を見出すことができます。特に、競争が激化する現代においては、顧客の声を無視すると致命的な結果を招く恐れがあります。


市場調査は、顧客のニーズを把握するための重要な手段です。

定量的なデータ収集や定性的なインタビューを通じて、ターゲット市場の特性やトレンドを分析することが求められます。


また、デジタルツールの進化により、リアルタイムでの市場分析が可能になっています。SNSやオンラインレビューを通じて、顧客の反応を即座に把握し、迅速に戦略を見直すことで、顧客ニーズの理解と市場調査は、新規事業の成功に向けた基盤を築くための重要なプロセスとなります。



外部リソースの活用


外部リソースを使用

他の企業やスタートアップ、研究機関、専門家など、外部のリソースを効果的に活用することで、企業は新たな視点やアイデアを得ることができ、競争力を高めることが可能になります。


特定の分野における深い知識や経験を得ることで、企業は市場のトレンドや顧客ニーズをより正確に把握し、戦略的な意思決定を行うことができます


外部リソースの活用は、単なる情報収集にとどまらず、実際の事業展開においても重要な役割です。


新規事業を成功させるための重要な要素であり、今後の事業展開においてもますますその重要性が増していくことでしょう。

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新規事業成功のための戦略と実践的アプローチ


新規事業を成功に導くためには、明確な戦略と実践的なアプローチが不可欠です。

正しい戦略を組み合わせることで、新規事業の成功確率を高めることができます。

大企業の場合、豊富なリソースを活かしつつ、柔軟な発想で市場にアプローチすることが、新規事業の成功に繋げているのです。


ここではどのような戦略やアプローチがあるのか紹介します。



効果的なマーケティング戦略


大企業では、豊富なデータとリソースを活用して、消費者の行動や嗜好を分析し、最適なマーケティング手法を選定します。


効果的なマーケティング戦略

①ターゲット市場の特定

市場セグメンテーションを行い、どの層にアプローチするかを明確にすることで、メッセージの一貫性を保ちつつ、効果的なプロモーションが可能になります。


②市場調査

顧客のニーズを深く理解するために、定期的な市場調査を実施し、フィードバックを収集することが求められます。


③デジタルマーケティングの活用

SNSやオンライン広告を通じて、リアルタイムで顧客とコミュニケーションを図ることで、ブランドの認知度を高め、エンゲージメントを促進します。


マーケティング戦略は常に進化させる必要があります。市場の変化や競合の動向に応じて、柔軟に戦略を見直し、改善を図ることで、持続的な成長を実現することができるのです。



顧客との関係構築

関係構築

新規事業を展開する際、顧客のニーズや期待を深く理解し、それに応えることが重要です。

顧客との信頼関係を築くことで、リピート率の向上や口コミによる新規顧客の獲得が期待できます。


具体的には、顧客とのコミュニケーションを密にし、フィードバックを積極的に取り入れることが効果的です。


例えば、定期的なアンケートやインタビューを通じて、顧客の声を直接聞くことで、製品やサービスの改善点を見つけることができます。また、SNSやオンラインコミュニティを活用することで、顧客との接点を増やし、リアルタイムでの意見交換も必須となります。


このように、顧客のライフスタイルや価値観に寄り添ったマーケティング戦略を展開することで、より深い関係を築くことで、顧客の満足度を高め、ブランドへのロイヤリティを強化することが可能となります。



資金調達と補助金の活用


資金調達補助金

資金調達の手段としては、銀行融資や投資家からの資金調達が一般的です。


しかし最近ではクラウドファンディングやエンジェル投資家の活用も注目されています。

これにより、リスクを分散しながら新規事業の立ち上げを進めることができます。


政府や地方自治体が提供する補助金や助成金も、新規事業の資金調達において大きな助けとなります。

これらの制度は、特定の業種や地域に対して支援を行うものであり、活用することで初期投資の負担を軽減できます。



資金調達と補助金の活用は、新規事業の立ち上げにおいて戦略的に考えるべき要素です。さまざまな資金源を組み合わせることで、リスクを抑えつつ新たな挑戦を続けることができるのです。




まとめ


本記事では、大企業の成功事例を通じて、どのようにして新規事業が成功を収めたのかを探求しました。

各企業が持つ独自の強みを活かし、顧客ニーズに応える形で新たなビジネスを展開し成功へと導き出しています。


新規事業の成功は一朝一夕には実現しませんが、戦略的なアプローチと実践的な手法を取り入れることで、確実に道を切り開くことが可能です。


今後のビジネス展開において、これらのポイントを参考にしていただければ幸いです。



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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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【記事を書いた人】


株式会社HONE  代表取締役 桜井貴斗

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代表取締役 桜井貴斗


札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。


※本記事は一部AIを活用して執筆しています。

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