『Not To Do List 失敗を避けて、よりよい人生にするためのやってはいけないことリスト』を読んで。【書評】
- 5 時間前
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サンマークから出版されている『Not To Do List 失敗を避けて、よりよい人生にするためのやってはいけないことリスト』。
本記事では桜井が心に残ったパートを一部抜粋して、ビジネスや生き方に転用できる点、そして凝り固まった思考をほぐしてくれる気づきとしてまとめてみました。
『Not To Do List 失敗を避けて、よりよい人生にするためのやってはいけないことリスト』
【内容紹介】
★世界的ベストセラー『Think clearly』著者、最新刊!
★ドイツ「シュピーゲル」ベストセラー!
★ジョナサン・ハイト、ジョシュア・グリーン、
ロバート・B・チャルディーニほか、世界の識者が絶賛!
★科学的研究結果をもとにした「真の処世術」52パターン!
本書は、世界的ベストセラー『Think clearly』著者が科学的研究結果をもとにまとめあげた、「これをすると失敗する」行動や思考パターンを集めた「やってはいけないことリスト」である。



著者は言う――
「成功例」に目を向けるのではなく、破綻した会社やプロジェクト、破滅的な人生を送った人や、破局した結婚生活など、「失敗の墓場」を訪れるべきだと。そこはもっとも学びの多い場所で、「避けたほうがいいもの」が何かを知ることができる。
幸せを追い求める代わりに、
幸せへの道を妨げる要因を取り除く――
「逆転の思考法」によって、人生は大きく変わる。
【もくじより】
Not To Do List 01 困難を避ける
Not To Do List 02 一日を無計画に過ごす
Not To Do List 03 自分の経験だけから学ぶ
Not To Do List 04 いつでも「はい」と返事をする
Not To Do List 05 はじめに決めた道を突き進む
Not To Do List 06 過去に生きる
Not To Do List 07 激戦区で戦う
Not To Do List 08 自分の評判をお金と交換する
Not To Do List 09 人生をゴミであふれさせる
Not To Do List 10 ソーシャルメディアに時間を費やす
……など52項
偉大さは『人格』から生まれる。
(本書より) 「わたしの強みのひとつは、『人生の期待値が非常に低い』ということです。期待値の高い人は、打たれ弱く、耐性が非常に低い。そして、残念ながらその耐性が成功には重要なのです。このことをみなさんにどのようにお伝えしたらいいのかわかりませんが、ほかには思いつきません。みなさんが苦労するよう願います! 偉大さは『知性』から生まれるものではありません。偉大さは『人格』から生まれます。そして人格は『苦悩』によって培われるのです。 スタンフォード大学の学生のみなさんに、わたしが願えることがあるとすれば、『大きな痛みと苦しみ』を経験することです」。
NVIDIA(エヌビディア)の共同創業者兼CEOであるジェンスン・フアン(Jensen Huang, 黄仁勳)氏が2024年3月、スタンフォード大学の学生に向けた講演で発したコメント。
期待値が高くなると打たれ弱くなり、耐性が低くなる。この耐性の高さ、いわば我慢強さみたいなものが成功には必要である、ということだと思います。
苦労・苦悩するからこそ人格が形成される。苦労や苦悩をせずにうまくいっても知性は身につくが人格は身につかない。本当にその通りだと思います。
「許す」ことは難しいが、「忘れる」ことならできる
(本書より) 複雑に絡み合ったすべての感情は、「怒り」や「恨み」も含め、わたしたちの「進化」の過程にルーツがある。 狩猟採集民のわたしたちは、50人程度の小集団で暮らしていた。誰もがお互いを細部にいたるまで知っていた。このような共同体では怒りを隠すことはできない。すべての洞窟の同居人たちは、社会契約が破られたとすぐに理解する。 ところが今日の匿名社会では、このシグナル効果の大部分は消えている。しかし、怒りの芽、つまり、秘められた恨みが、より長く、ときには何年もくすぶり続けている。
恨みや怒りはエネルギー源として有効に働くときがあるが、コントロールできなくなると破滅の原因となる。そしてそもそもそれらを長く持っていることは極めてコスパが良くないとも思います。
自分は忘れたつもりでも相手が覚えていたり、案外長いこと燻ったりとらわれていることがあります。しかし、許すことはできない。そんな時は忘れてしまおう、という切り替えの仕方があります。私も良くやるのですが、「忘却力を鍛える」ということです。
マインドセットとして、「たった一人に(または一つの事象に)とらわれているのってすごくダサくないか?自分が理想としている自分になれていないのではないか?」ということを自分に問いかけていきます。そうすると、自然に「まぁ確かに、そうだな」と思い、怒りや恨みは消えていきます。
怒りや恨みを自覚する
自分が理想とする姿とのギャップをきちんと見極める
正直に、素直になる
このあたりが大切なのかな、と思っています。
「チームワーク」の適性がない人が使う言葉
(本書より) さらに、人間の成功は、ほとんどいつでも「協力の結果」として得られるものだ。ひとりでは何も成し遂げられないが、協力し合えばほとんど何でもできる。 身の回りにあるものを見ればよくわかる。本もボールペンも靴も、壁のペンキや窓ガラス、電球もスマートフォンも、人間がたったひとりでつくりあげたものは、ただひとつもない。自分自身でさえも、つくったのは自分ではない。両親だ。それに、彼らには何千もの先祖がいる。 要するに、わたしたちが成し遂げたことはすべて、何千ものほかの人たちの助けがあって成し得たことなのだ。あなたが知っているのはそのうちのごく一部の人だけだ。だから、謙虚さや優しさ、感謝、尊敬を示すことは、戦略的に有利であるだけでなく、理性的で誠実であることの表れである。 アメリカ合衆国でもっとも質の高い病院チェーン、メイヨー・クリニックでは、秘書からスター外科医まですべての求人面接において、「わたし」と「わたしたち」という言葉がどれくらい使われるかカウントされる。「わたし」が圧倒的に優っている応募者は、チームワークの適性がなく、病院で働くにはふさわしくないことを示す確かな指標となる。
「わたし」と「わたしたち」という言葉がどれくらい使われるかカウントする、というのはとても良いので私も実践してみようと思いました。
確かに利己的な人って自分がどれだけすごいか、どんなことをしてきたか、についてばかり話をします。裏返しとして、「もっと褒められたい」「もっと自分を見てほしい」と思っているようにも感じるため、そうなると自然と「私は」が多くなる。私たちとは言わないなぁと感じました。
自分自身も気をつけたいポイントですし、周りの人たちの言動も見てみようと思いました。
人間の基本的な性格は5つの要素から成り立つ「ビッグファイブ理論」
(本書より) 「性格」を自分で変えることについて、科学はどう説明しているのだろう?人間の基本的な性格は5つの要素から成り立つとする、「ビッグファイブ」と呼ばれる理論がある。安定した、それぞれがほぼ独立した性格の次元から、人の性格を診断しようとするものだ。 以下の5点は、「性格」の要素と対になる特性である。 ①新しい経験への開放性(開放的↔︎閉鎖的) ② 誠実性(几帳面↔︎だらしなさ) ③外向性(外向的↔︎内向的) ④ 協調性(協力的↔︎単独行動) ⑤ 神経症的傾向(精神の安定↔︎情緒の不安定) この5つの性格の次元上にある要素を、自分の力で変えられるのか?答えはイエス。だが、非常にゆっくりとしか変えられない。しかも、大変な努力が必要だ。 たとえば、あなたが「内向的」であるなら、実際に行動することでいくらか外向的になれる。エベレストに登頂するくらいハードルが高くても、小さなパーティーを聞いてみるといいかもしれない。 モットーは、「Fake it till you make it.」。うまくいくまで、うまくいっているふりをすること。このやり方は、専門用語で「行動療法」と呼ばれる心理療法のひとつだ。イライラするほど果てしなくゆっくりとしか進まないが、自分の性格を変えることは不可能ではない。
この5つの要素を考えてみたとき、私自身は、
①新しい経験への開放性(開放的)
② 誠実性(几帳面)
③外向性(外向的)
④ 協調性(協力的)
⑤ 神経症的傾向(精神の安定)
なので、同じ回答をする人との相性は良い。
一方で、閉鎖的・だらしない・内向的・単独行動・情緒の不安定な人と接すると、「どうしてこんな態度・行動をとるんだろう」と思うことがある。
行動そのものを否定するのではなく、どうすればうまくいくか?を考えていきたいと思います。
おわりに
『Not To Do List』は、成功を目指して何かを足し算していくのではなく、失敗の要因を引き算していく「逆転の思考法」を教えてくれる一冊でした。
「困難から人格がつくられる」「手放すべき感情は忘れる」「自分を変えるには行動から」など、本書で語られる52のリストは、どれも耳が痛いと同時に、明日からの生き方を身軽にしてくれるものです。
知識やノウハウを身につけることも大切ですが、それ以上に「やってはいけないこと」を自覚し、それを避けるためのセルフコントロール術を持っておくことは、ビジネスにおいても人生においても強力な武器になります。
皆さんもぜひ、ご自身の日常を振り返り、「自分だけのNot To Do List」を見直してみてはいかがでしょうか。きっと、今抱えている悩みや課題を突破するヒントが見つかるはずです。
HONEは地域に根ざし、現場に足を運ぶマーケティング会社です。
日本の地方には、魅力的な商品・サービスがたくさんあります。
地方に根ざしたブランドの志や文化、人々の誇りや営み。HONEはそうした人たちの想いを価値に変えるべく、現地に出向いてきました。 私たちは、文化と経済の「骨」を設計し、地域の「らしさ」を未来へつなげる仕組みを育てます。 論語と算盤。想いと仕組み。美学と実行力。 その両立を、マーケティングの力で実装していきます。

▼HONEにできること
語られていない価値の「骨」を探す
商品や地域の中にある「想い」や「背景」は、まだ言語化されていないだけかもしれない。 それらを丁寧にすくい上げ、ブランドの芯として翻訳します。 見落とされがちな隠れた価値に役割を与えることが、事業の骨格をつくるはじまりです。
現場に入り、五感を使って「骨」を磨く
戦略も仕組みも、現場を歩き、対話することから始まります。 地形、歴史、空気、人の言葉やまなざし。デスクリサーチでは捉えきれない情報を五感で受け取り、定量と定性、論理と情緒、ロマンとそろばんを掛け合わせて、設計に落とし込みます。
手を動かしながら、「骨」を強くする
支援とは、プランを出して終わりではありません。 現場に入り、泥臭く、時に失敗しながら共につくりあげていきます。 頭で考えて、手足を動かす中で生まれる「実感」こそが、骨を太くし、しなやかに持続する構造を育てていきます。
文化となる「骨格」を、未来へ残す
目指すのは、ただ売ることではありません。 地域に根ざした文化や営みに芯を通し、事業として持続可能なかたちに育てていくこと。短期的な成果ではなく、関わる人たちの誇りとなり、語り継がれていく仕組みをデザインします。 HONEは、経済と文化をつなぐ骨を共につくり、未来へと残していきます。

▼HONEの強み
01/一貫サポート
戦略設計から実行〜検証まで。経営課題の整理から、現場を動かす具体的な仕組みづくりまでを、一貫して支援します。リサーチ・企画・実装・振り返りのすべてに伴走し、商品・サービスの価値を再定義しながら、現場に根づく事業を共につくります。目指すのは、短期的な成果だけでなく、文化が息づき、長く続く事業と地域のかたちです。
02/現場主義
デスク上、リモートワークでは見えない、地域の空気や人の温度に触れる。HONEは現地に足を運び、実際に現場の風景・人の営みに向き合いながら、これまでの現場で得た経験則を元に戦略・戦術に反映していきます。現在起こっている事実に基づく分析はもちろんのこと、解釈に現場の五感で得た気づきを重ね合わせ、実装へとつなげていきます。
03/全国実績
北は北海道、南は沖縄まで、一次産業から観光、教育、行政、ベンチャー、スタートアップ、アトツギなど、多種多様なプロジェクトに携わってきました。たくさんの地域を見てきたからこそ、それぞれの良さに気づくことができます。そして土地に根付くその事業の「らしさ」を、より鮮明に見つけることができます。全国各地で積み重ねた知見を、次の挑戦に活かします。
04/産学官連携
企業・教育機関・行政と手を取り合い、対話を重ねながらプロジェクトを推進しています。 単なる連携にとどまらず、それぞれの立場が持つ知見や資源を持ち寄り、地域に根ざして実装していくこと。 現場での実践と、学びの場での理論、そして制度や仕組みをつなぐ橋渡しとして、多様なセクターの信頼を得ながら取り組みを展開しています。

なぜ今、“地方”でマーケティングが必要なのか
マーケティングという言葉には、しばしば「スケールする」「売上を伸ばす」といったイメージが付きまといます。しかし、地方において本当に必要なのは、そうした直線的な成長だけではありません。人口減少、担い手不足、そしてインフラや情報環境の未整備。多くの地域が、さまざまな制約の中で日々の営みを続けています。
制約が多いからこそ、その土地に根ざした価値を継続し、文化や人々の想いを循環させていくための工夫が欠かせません。マーケティングの論理をそのまま持ち込むのではなく、人肌を大切に、想いを大切に、未来へとつなげていく。実装力と創造力を備えた「地方のマーケティング」が必要です。

地方に必要なのは、「地域理解」
こうした現場においてまず必要なのは、「何をどう売るか」よりも先に「この地域には何があるのか」「何を残していきたいのか」を知っていく姿勢。つまり「地域理解」です。ブランド構築の土台を固めるには各レイヤーごとに把握すべきポイントを理解することが重要です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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【記事を書いた人】

株式会社HONE
代表取締役 桜井貴斗
札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。







