まちづくりと地域づくりの違いから考える、地域とつながるヒント
- 桜井 貴斗
- 5月14日
- 読了時間: 5分
「地域に関わってみたいけれど、何から始めればいいのか分からない」 そんな想いを持つ人にとって、最初の一歩は、意外と身近なところにあります。
この記事では、「まちづくり」と「地域づくり」の違いをわかりやすく整理しながら、
私の地元、静岡県の実例を通して、“地域とのつながり方”のヒントをお届けします。

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目次
制度が後押しする地域の動き|静岡県「市町フレンドシップ推進事業」
河川を守る仲間、「リバーフレンドシップ制度」
シニアの力で、地域に世代間のつながりを
「まちづくり」と「地域づくり」はどう違う?

「まちづくり」と「地域づくり」は似た言葉ですが、担い手や目的に違いがあります。
「人と人」「世代と世代」をつなぐのが地域づくりの力です。
どちらも地域を良くする大切な活動ですが、
まちづくり=制度やインフラによる上からの整備
地域づくり=住民主体の下からの参加
というアプローチの違いがあります。
身近にある地域づくりの始め方

「地域に関わってみたいけど、何をすればいいか分からない」
そんなときは、次の3つの方法から始めてみてください。特別な準備は不要。できそうなことから、気軽に踏み出してみましょう。
地域と「出会う」
マルシェや清掃活動、こども食堂などの地域イベントに参加してみましょう。
ローカルNPOのボランティアや、まちづくり講座への参加もおすすめです。
こうした「現場に触れる経験」が、自然な関わりの第一歩になります。
「感じたこと」を発信してみる
地域イベントの感想や、地域の魅力をSNSでシェアしてみましょう。
自分の視点を発信することも、立派な地域づくりの一部です。
「知る→伝える」ことで、地域との距離がぐっと近づきます。
「できること」で協力する
デザイン、動画制作、IT、広報など、自分の得意なスキルを活かしてみましょう。
無理なく関われて、続けやすい形が「地域に貢献するコツ」でもあります。
まずは、小さく動くことから。 自分に合った関わり方を見つけることで、地域とのつながりは自然と深まっていきます。
制度が後押しする地域の動き|静岡県「市町フレンドシップ推進事業」

人の思いと制度の仕組みが組み合わさり、地域づくりが少しずつ前に進んでいます。 静岡県ではその後押しとして「市町フレンドシップ推進事業」が展開され、住民や団体の活動を支援しています。
ここでは、実際に動き出している2つの事例を紹介します。
河川を守る仲間、「リバーフレンドシップ制度」
静岡県が推進する「リバーフレンドシップ制度」は、住民や企業が「リバーフレンド」として登録し、川の清掃や除草などの美化活動を行う取り組みです。
河川清掃や除草活動
遊歩道や看板の整備
環境学習や啓発イベントの開催
県内では9つの行政機関が窓口となり、地域ごとに制度を運用。 自治体が支援しながらも、住民や企業が主体的に動ける仕組みが整っています。
シニアの力で、地域に世代間のつながりを
静岡市のシニアクラブでは、高齢者が中心となり、子どもたちとの交流を通じて地域の絆を育む活動を行っています。
昔遊びや郷土文化を伝える体験イベント
通学路の見守りや地域清掃活動
子どもたちとのふれあいを通じた居場所づくり
高齢者が「地域の担い手」として活躍することで、地域に安心感とあたたかさが生まれています。
このように、制度という土台があることで、 「ちょっとやってみたい」という気持ちが行動につながり、継続もしやすくなります。
静岡県では、人の思いと制度の仕組みが重なり合いながら、地域づくりが静かに、でも確実に動き出しています。
まとめ
地域に関わることは、特別なことではありません。 「まちづくり」と「地域づくり」の違いを知り、小さく動いてみること。
その一歩が、地域を少しずつ変えていく力になります。
静岡県のように、制度と人の思いが重なる場所では、誰かの「やってみたい」が地域を動かす原動力になっています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【記事を書いた人】

株式会社HONE
代表取締役 桜井貴斗
札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。
※本記事は一部AIを活用して執筆しています。
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