まちづくりは誰のもの?民間の想いが動かす地域の未来
- 桜井 貴斗
- 6月11日
- 読了時間: 6分

「まちづくり=行政の仕事」と思っていませんか? 確かに多くの事例では、自治体や地域住民との連携が不可欠です。そしてその原動力になっているのは誰かの想いと民間のアクションです。
本記事では、用宗ではじめた民泊事業「ミクソロジーハウスふじや」のこれまでを振り返りながら、まちづくりの分野での影響を考察してみたいと思います。
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目次
クラファン後も続くファン・地域の方々との関係性
GWの帰省需要、見えなかった地域のニーズに応える
教育・人材育成の拠点として活用
まちづくりは「役割を分かち合う」ことで動き出す

現代のまちづくりは、従来の行政主導型のアプローチから脱却し、行政、民間事業者、地域住民の強みを活かした協働型のまちづくりが求められています。異なる特性を持つステークホルダーが、それぞれの役割を認識し、互いの強みを活かし合うことで、単独では実現できない価値創造が可能になるはずです。
なかでも、私のような民間事業者がまちづくりに参画する強みは、事業性と社会性という2つの視点を持つ点にあります。さらに、民間だからこそできる「挑戦」や「失敗からの学び」が、地域に多様性と活気をもたらすのです。
桜井が民間事業者として貫く7つの価値観

民間事業者による関わり方はさまざまです。ここでは、私が支援をするなかで大事にしている価値観をまとめてみました。
「地方に骨のあるマーケティングを実装する」使命 地域の資産・文化を尊重し、Who/What/Howを一貫させた提案でまちを強くする。
現場第一主義と“愚直で土着”な姿勢 オンラインに頼らず、自ら地域に入り込み住民と同じ目線で対話する。小さな合意を重ねながら課題を深掘りする。
ゼロイチの火付け役 × “総合格闘技”型マーケター 戦略立案から実務まで俯瞰し、適切な専門家を巻き込む推進力でプロジェクトを前進させる。
地域資源を守りながら“攻める”長期視点 地元ブランドを守りつつ、5年・10年後も続く収益モデルへ転換する。
「報酬は自分で生む」覚悟と行動量 人手も予算も限られる地方で、人の5倍働き、都心の1/3のフィーでも挑むマインドセットを持つ。
合意形成と信頼関係の徹底 「能動的コミュニケーションで合意形成し、信頼が生まれるまで話し続ける」──これをプロジェクトの生命線に据える。
マーケティングは自己実現の道具ではない まず目の前の地域・顧客へ価値を返す。SNS
発信も「思いの原液」を磨くための手段にすぎない。
地方創生、産業活性化といった分野では、行政との連携が必要になります。自分自身の「価値観」を明確に持っておくことも、お互いの強みを活かす上で大事な要素です。
ご自身のやってみたいことにおいて、どういった価値観、想いをもって取り組むのか考えてみると、どのような連携ができるか具体的になると思います。
事例|ミクソロジーハウスふじやとまちづくり

HONEともう1つの会社、Astlocalとして静岡市用宗に開業した民泊施設「ミクソロジーハウスふじや」。開業から3ヶ月が経ち、地域へ少しずつ定着していると感じます。まちづくりの観点で、事業のその後をまとめていました。
クラファン後も続くファン・地域の方々との関係性

以前、この記事でまとめたように、クラウドファンディング成功の秘訣は資金集めよりも「仲間集め」が重要です。
OPENまでの準備期間中に関わった方々は、今も交流が続いています。宿という拠点ができたことで、一般の宿泊客だけではなく、ファンや関係者も静岡に呼びやすくなったとも思います。
イベント会場、宿泊施設、居場所などの目的で活用いただきつつ、用宗、静岡地域への人の流れを生み出すことができました。
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GWの帰省需要、見えなかった地域のニーズに応える

「GWに親族が帰省するけれど、実家にはたくさん泊まれない」という声を数多くいただき、観光客だけでなく、連休中の帰省利用という新たなニーズに応えています。
最大14人宿泊可能。一棟貸しゆえに家族気兼ねなく過ごせます。
教育・人材育成の拠点として活用

2025年3月11日には、「確率思考の戦略論(森岡毅・今西聖貴 著)」と「戦略ごっこ(芹澤蓮著)」を読み解くためのイベントを静岡市用宗のミクソロジーハウスふじやにて開催しました。
長田西中学校の生徒さんへ「職業体験」を行うなど、教育目的の利用も増えています。
また、今年の8月には、私が発揮人のローカルプレイヤーズ主催で、同民泊で合宿を開催予定です。


メディア露出で地域の認知度向上

ありがたいことに、NHK静岡や静岡新聞などのメディアに取り上げていただきました。大手メディアの力は強く、地域外からの関心、きっかけづくりに大きく貢献していると感じます。


まとめ
まちづくりは、行政、民間、地域住民がそれぞれの役割を理解し、協力し合うことで進化します。まずは、地域の情報に触れるなどして関心を高め、SNSやイベントに参加してみましょう。実際にリアルで関わったときに、自分の得意分野で地域をサポートする。あなたの小さな一歩が地域の未来を創る力になるのです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
【記事を書いた人】

株式会社HONE
代表取締役 桜井貴斗
札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。
※本記事は一部AIを活用して執筆しています。
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