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執筆者の写真桜井 貴斗

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の解像度が上がる! 事業がうまくいかないときに考えたい原点とは?

更新日:10月19日


MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の解像度が上がる! 事業がうまくいかないときに考えたい原点とは

事業がうまくいかないとき、再認識していただきたいのがMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)です。MVVが企業の意思決定の軸として機能していればブレない組織活動が可能です。しかし、思うような事業運営ができず悩む企業は多いと感じています。


そこで本記事では、MVVの本質を再確認し、解像度を上げるヒントを提供します。



 


株式会社HONEでは過去セミナー資料、お役立ち資料、会社紹介資料がダウンロードできます。


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MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)、違いをはっきり伝えられますか?



MVVとは

実際、MVVを設けていない企業は多いと思われます。HONEを訪れるクライアント様から、「MVVの定義がよくわからない」「経営理念が日々の行動指針や採用基準などに反映されていない」といった課題感をよく耳にするからです。


  • 創業者の理念・思いが組織に浸透していない。

  • 企業理念と実態に乖離がある。


このようなお悩みを抱える経営者のみなさまへ、まずはMVVの定義を押さえて、一気通貫させるポイントをお伝えします。



MVVと経営理念の違い


経営理念(企業理念)は、経営者が活動する上で大切にしている考えや価値観を指す言葉です。


MVVは、企業の存在意義、行動指針、数年後の目指す姿を具体的に示した言葉です。以下の図のように、3つの要素を時間軸で捉えるとわかりやすいと思います。


この3つを「具体的に示す」「それぞれを連動させる」のが、機能するMVV設計のポイントです。


MVVの捉え方。MVVは時間軸で捉え、それぞれ一気通貫しているか確認する(コンセプトの教科書より一部流用)
MVVは時間軸で捉え、それぞれ一気通貫しているか確認する(コンセプトの教科書より一部流用)

参考:



うまくいかないときに確認したいMVVのポイント


MVVを見直したいときは、以下の3点に着目してみてください。


  1. 具体的な言葉で定義できているか?

  2. バリューは評価基準、採用基準と連動しているか?

  3. ビジョンは事業展開と連動しているのか?



①言葉の定義をすり合わせできているか


スターバックスコーヒージャパンのMVV。自社の存在意義、目指す未来、行動指針が端的にまとまっている
スターバックスコーヒージャパンのMVV。自社の存在意義、目指す未来、行動指針が端的にまとまっている

MVVが事業で機能していないときは、言葉の定義を確認しましょう。


「世界中の人々を幸せに」「この地域を豊かに」など、創業時の思いを一言でまとめると抽象的になりがちです。


例えば、「幸せ」とはどういう状態なのか、「世界中」とは、どの地域のどの属性の人たちを指すのかなど、言語化の精度を上げましょう。




②バリューは評価基準、採用基準と連動しているか


スターバックスの行動指針は非常に明確です。かつ、MVVが人事評価にもしっかり落とし込まれています。
スターバックスの行動指針は非常に明確です。かつ、MVVが人事評価にもしっかり落とし込まれています。

バリュー(行動指針)は、組織全体の行動指針として事業に落としこみます。


社員1人ひとりの行動を判断するためには具体的な評価軸が必要です。その評価軸をもってバリューを適切に評価できなければ、機能不全となってビジョン実現が遠のきます。


ビジョン(目指す未来)を実現するために、メンバー1人ひとりのどのような行動が求められるのか具体的に設計しましょう。




③ビジョンは事業展開と連動しているのか


スターバックスのビジョンと実態
もし、スターバックスのビジョンと実態にズレがあったら。居心地の良い第三の居場所にはならないでしょう。

そもそも、事業展開とビジョン(目指す未来)がズレていてはMVVが機能しません。

設定したビジョンに対し、さまざまな要因でバリュー(行動指針)とは異なる事業展開をしてしまう例は少なくないと思います。


例(1)

  • ビジョン:「顧客一人ひとりに寄り添い、最高の購買体験を提供する」

  • 実態:効率化を追求するあまり、接客サービスの質が低下している


例(2)

  • ビジョン:「2030年までにカーボンニュートラルを実現し、持続可能な社会を創造する」

  • 実態:コスト削減を優先し、環境に配慮した事業展開が進んでいない。


自社が置かれている状況を内外から客観的に分析し、ビジョンとバリューが連動するよう設計しましょう。



HONEによる支援例:石畳茶屋 縁 -en-


石畳茶屋 縁 -en- イメージ

静岡県島田市金谷坂町で2023年オープンした「石畳茶屋 縁 -en-」を運営する増商様へのご支援では、事業のMVVを含めた経営戦略の解像度を上げる取り組みをしました。


経営戦略で検討すべき項目は4つあります。これらを具体的に決めれば、やらなくていいことが明確になり、本当にやるべきことに資源を集中投下できるのです。


1)市場・競合を研究する

2)自社の強みを考える

3)ターゲットを決める

4)顧客に届ける価値を決める、


これらは事業のMVVに深く関わる項目です。MVVは誰に、どのような価値を、どうやって、どれほどのコストをかけて実現し、どのような理想を実現するのかを明確に定義するものです。上記の項目を明確にできなければ、MVVも設定できません。


ご支援した「石畳茶屋 縁 -en-」は、結果的に人口約1万7000人の町で月商数百万を実現しました。


支援の全体像は下の記事をご覧ください。




HONEが行うマーケティング支援サービス


HONEでは、ブランド戦略サポートと、マーケティングリサーチサポートを提供しています。


事業の思いや信念を言語化し、ファクトと照らし合わせながら言語化の精度を高めます。一連の工程を踏むだけでも、MVVへの理解が深まるのでオススメです。


私がこれまで会得してきた知識・経験を詰め込んだブランド戦略サポートプランでは全5回でマーケティングの太刀筋を学べるものになっているため、ご興味ある方はご検討いただけたらと思います。





その他、マーケティング・ブランディングに関する無料壁打ちも受付中です。お気軽にどうぞ!






最後までお読みいただき、ありがとうございました。



 

【記事を書いた人】


桜井 プロフィール画像

株式会社HONE

代表取締役 桜井貴斗


札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。


※本記事は一部AIを活用して執筆しています。

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