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大人の島留学は、若者と地域に何を残すのか。島前ふるさと魅力化財団に聞く【島根県海士町】

公開日:

2025年9月4日

最終更新日:

2026年8月2日

葛藤は知性を育む、について。【島前ふるさと魅力化財団(島根県隠岐郡海士町)】

島根県海士町で、島前ふるさと魅力化財団が運営する「大人の島留学」を取材。若者が島で暮らし働く制度は、参加者と地域に何を残すのか。葛藤を学びに変える人材育成の考え方を聞きました。


海士町は、島根県の町。隠岐郡に属しています。日本海に浮かぶ隠岐諸島の島前にあり、中ノ島を主島とする1島1町の自治体です。人口はおよそ2300人。


 「日本で最も美しい村」連合に加盟しており、同連合で認定された登録地域資源は、「小泉八雲の愛でた『菱浦湾』の景観」、および「隠岐島前神楽」があります。


HONE / 桜井


隠岐の島への道中
松江からフェリーでおよそ3時間。

大人の島留学について(島前ふるさと魅力化財団


大人の島留学とは、島前ふるさと魅力化財団が運営母体となり、全国各地の若者たちが島根県、隠岐島前地域(海士町、西ノ島町、知夫村)で暮らし、働くことができる制度です。 これまでの5年間で、約500名の社会人や学生が参画しています。


大人の島留学について

(大人の島留学ホームページより)大人の島留学制度の魅力は、島で暮らし、働くことを通して、最前線の現場で島のまちづくりを担えるところにあります。あなたは参加者ではなく、圧倒的な当事者意識を持って島のまちづくりを担う、参画者になります。本制度の舞台、隠岐島前地域は、人口約5,700人の課題先進地です。特に、人手不足、担い手不足が大きな課題となっています。このような環境だからこそ、島に飛び込むあなたには挑戦の機会があります。参加者ではなく、1人の「参画者」として。あなたらしい発想で、本気で動き、考え、また動く。隠岐島前地域は、あなたの挑戦を歓迎します。

弊社が今回お邪魔したのは、島留学期間で、極めたいこと・深めたいことに本気で取り組みたい人へ向けた“トライ!”をサポートする、伴走型研修プログラム「ROOTS」のカリキュラム策定の監修、講義のサポートを行っており、その講義のためにお邪魔しました。


パーティーレイン藤田屋にて、デザイナーズコラボ商品など特徴的な傘をご紹介いただきました。
海士町の内海はいつ眺めても穏やかで美しい


葛藤は知性を育んでくれる


留学生の皆さんとお話をしていると、「メインストリームから外れることの不安」を感じている人が一定数いました。メインストリームとは何か?という、良い大学・名のある会社・それなりの稼ぎ・幸せな家庭などです。

 

離島に行く、という選択肢はある種のメインストリームから外れる不安を持っているんだろうと感じました。また、島は資本主義からは少し距離がある場所です。ハイブランドは売っていません。必要不可欠な仕事、生き方があるため、暮らしを綺麗に着飾ることもないと思っています。

 

だからこそ、他のみんなと違っていいのだろうか、このまま置いていかれたりしないだろうか、という想いを抱えているんだろうと察しました。


ROOTの講義風景。25名の参加がありました
ROOTの講義風景。25名の参加がありました

 

ジブリ作品の「耳をすませば」の雫のお父さんが劇中にこんなセリフがあります。

 

「よし、雫、自分の信じる通りやってごらん。 でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。 何が起きても誰のせいにも出来ないからね。」

 

漫画・アニメ、「チ。-地球の運動について-」のヨレンタさんはこのように言っています。

 

「迷って。迷いの中に倫理がある。」

 

倫理とは社会や集団における人々の行動の基準となる決まりごとや、人が守るべき普遍的な規範のことを指します。つまり、迷って悩んで考える過程にこそ、自分なりの問いがあるということだと思っています。

 

だからこそ、迷うこと・悩むこと・葛藤することは決して無駄ではない。むしろ自分なりの倫理を形成するために不可欠な時間であると私は信じています。

 

私自身もメインストリームから外れた一員として(笑)、これからも地方に向き合っていきたいと思います。



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ほねろぐとは


AIの急速な台頭により、私たちの世界は、目紛しい変化を遂げています。効率化が進むその影で、古きよき日本の文化や風景、人との繋がりが失われつつあるのも、悲しい現実です。


そんな時代だからこそ、我々株式会社HONEは地方に足を運び、先人たちが紡いできた伝統や、未来に残したい景色を記録します。


いつのまにか、地方の「ほんと」の姿が見えてくる。


町の暮らし。人々の想い。仕事の姿勢。

忙しない日常で忘れ去られた豊かさが、そこには息づいています。


気づけば、地方が近くなる。


現場でしか得られない骨太な体験を、お届けしていきます。



HONEについて


HONEの流儀
HONEの流儀

HONEでは、地方企業さまを中心に、マーケティング・ブランド戦略の伴走支援を行なっています。事業成長(ブランドづくり)と組織課題(ブランド成長をドライブするための土台づくり)の双方からお手伝いをしています。

大切にしている価値観は「現場に足を運ぶこと」です。土地の空気にふれ、人の声に耳を傾けることから始めるのが、私たちのやり方です。


学びや知恵は、ためらわずに分かち合います。

自分の中だけで完結させず、誰かの力になるなら、惜しまず届けたいと思っています。

誰か一人の勝ちではなく、関わるすべての人にとって少しでも良い方向に向くべく、尽力します。地域の未来にとって、本当に意味のある選択をともに考え、かたちにしていきます。

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