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少子高齢化、人手不足、そして莫大な固定費の削減。今、日本の医療業界は、構造改革の分岐点に立たされています。
国の方針として進められているのは、病院の統廃合と入院期間の短縮です。一昔前であれば、1ヶ月入院できたような状態であっても、今や数日で退院を余儀なくされるケースも珍しくありません。
病院から地域へ。国が掲げるその方針のしわ寄せは、地域医療の現場、なかでも在宅医療へと押し寄せているのが現実です。今回は、そんな状況の中で、「すんぷ在宅クリニック」を開業された、大石龍之介先生にお話を伺ってきました。
(HONEインターン / 森)
すんぷ在宅クリニックとは
「すんぷ在宅クリニック」は、静岡県静岡市を拠点に、ご自宅・施設に訪問して診察する、在宅診療クリニックです。院長の大石龍之介先生は、在宅での診療を通じて、患者が住み慣れた「家で過ごす穏やかな日常」を守ることを理念に掲げています。

同クリニックが対象とするのは、病気や障害によって通院が難しくなった方々です。
医師が自宅や施設を直接訪問し、採血やエコー検査などの各種検査、点滴管理といった、病院の外来や入院に匹敵する医療処置を、患者さんの住まいで提供しています。
最大の特徴は、24時間365日いつでも対応できるオンコール体制と、緊急往診体制を整えている点です。利用者の約7割を、がん末期の患者さんが占めており、余命数ヶ月という限られた時間の中で「最期は自宅で過ごしたい」という願いに寄り添っています。
24時間365日対応。大石先生を突き動かす原動力。
患者さんをご自宅で看取るということは、医師が24時間365日、いつ鳴るかわからない緊急電話を待ち受け、夜間であっても即座に駆けつけるということです。時代に逆行する働き方が求められるこの領域は、担い手が圧倒的に不足しています。


